冒頭で、最後によくない事が起こることは明示されるので、そこに向けてのミスリード込みで(なかなか"誰か"を予想できた人はいないのでは?)グイグイ観てしまう。
まあとにかく意地悪。まとめサイト的web記事でライター気取りのレイチェルが憧れのコニーにバッサリいかれたり、痛快。
フィクション的な人生の好転・悲劇が起こる人がいる一方、救われそうな人が救われなかったり、断罪されるべきな人がそのままだったり、肩透かしされる人、有耶無耶な人、そのグラデーションがこういう群像劇では目新しかったと思う。
美しい風景映像と音楽で、ちゃんとリゾートムービーとしてのルックスがあるのも観たくなる気持ち良さの重要ポイント。