ミツバチゴロバチさんの映画レビュー・感想・評価

ミツバチゴロバチ

ミツバチゴロバチ

正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.2

なんじゃこの話。このしょうもない会話劇で最後までひっぱる胆力。しかし前半に対してさて後半はー?という興味の持続を促すどっちつかずの微妙な采配の腕。ニヤニヤが止まらない。面白れー。

いとみち(2020年製作の映画)

4.5

“鬼才““アヴァンギャルド"と称される横浜聡子監督だが、どこが⁈っていうくらい最初から最後まで丁寧に紡がれた王道(だけど時代にアップデートされた)の青春映画。
キャストはみな素晴らしいし、舞台が青森で
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ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

3.2

戦闘シーンのリアリティ(緊迫感あり見応えあり)に反して、事件・陰謀の動機や計画が嘘くさく弱い。最後も尻すぼみ。
とはいえ、配信で観るB級アクションとしては全然満足。

返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

2.0

悪夢だと前置きされてホラー(悪夢)をみせられても。ホラー、ミステリー、青春、史実、それぞれのシーンは魅力あるのに、構成が悪すぎてどれも中途半端になってしまいイラつかせられる。『非情城市』『牯嶺街少年殺>>続きを読む

カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.0

初見・タブレット視聴では70分でもちょい退屈。後への影響等すべてわかった上で教科書的に観るべき(ではあるもちろん)作品かなあ。今となっては。

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.0

アメコミ原作ものはドラマパートが弱くてもド派手なアクションがあればオールOK!で許していた時代。積極的に次(MCU)も観なきゃとは当時観ても結局思わなかっただろう(今アイアンマンから後追い中)。楽しん>>続きを読む

とびだせ!ならせ! PUI PUI モルカー(2021年製作の映画)

4.0

『すべってサプライズ』と『Let's! モルカーパーティ』のMUSIC(?)DANCE(?)ものが、TVで見るより断然盛り上がったこともあり、エンディングに映画エクストラの一緒に鳴らして楽しめるMV的>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.5

血の繋がりのない家族の結束の物語に涙。
生身の肉体を主にした格闘は良かったし、スパイ映画らしいスケールとバカバカしさもハマってた。とにかくフローレンス・ピューの全身演技者な説得力は凄い。

逃げた女(2019年製作の映画)

3.4

終わった瞬間ポカーン。パンフの寄稿読んで、なるほど〜と。もっと頭使わないとなあ。まあとにかく挑戦的な映画だ。

無頼(2020年製作の映画)

3.5

散々撮りつくされたヤクザ映画だけど、ヤクザとて普通に生活する人間というところを軸にした演出により、まだまだフレッシュな描写がいくつかあった。特に組長が死んだと電話で聞かされた時の正治のリアクション。と>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

『熱帯魚』『ラブ ゴーゴー』のクールなエンディングが好きだった。轢かれるシーンの切れ味の良さに、その片鱗がうかがえ期待させたが、今回王道のハッピー・エンディング。これは好みの問題でしかないが、ノレなか>>続きを読む

ラブゴーゴー(1997年製作の映画)

3.4

3番目のリーホァとアソンのエピソードは2人の背景が薄すぎて、移入できなかった。屋上のシーンとか興醒め。とにかく惜しい。
それでもどの話も、恋は成就せずも力強く終わる感じや、アシェン、リリーのような人物
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熱帯魚(1995年製作の映画)

3.4

北野武オマージュに顕著だが何だか同時代の日本映画みたい。で、そのあたりのどう?面白いでしょ?的な感じがノイズ。話は面白いんだけど。
ラスト、安易なエモさに陥らずクールに締めたところに、次の作品も観てみ
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(1997年製作の映画)

4.1

いったい何を見せられているのだろうか?
『青春神話』→『愛情萬歳』→『河』の明らかに三部作なのだろうが、行き着くところまで行ってしまった感。この次の作品がどうなっているのかがとても楽しみ。
首が痛くて
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愛情萬歳(1994年製作の映画)

3.9

『青春神話』なしでの初見だと楽しめるのか?という疑問はある。前作ではかろうじてあった人の繋がりすら希薄になってしまった現代人の孤独。四半世紀を経たが何も変わらず突き刺さる。

青春神話(1992年製作の映画)

5.0

当時以来30年振りに観た。思い入れ補正入ってるかなあと思ったが、まったく古びてなかった。時代・土地・人と、夢も希望も破滅もない鬱屈感がフィルムに焼き付けられた傑作。人と人との繋がりにかろうじて(ほんと>>続きを読む

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

2.5

自分の苦手なタイプの映画(特に日本映画)の元はココだったか!という発見。

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.3

ストップモーションアニメでどうこうということに意識がいったのは冒頭数分だけで、完全に実写映画の気分で観てた。そのくらい世界観やキャラクターに没入。クノコのくだりが息抜き的にとても良かった。

歓待(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

国際映画祭出品作品の教科書のようなというか、『淵に立つ』の習作のようなというか。あと一つ抜けがなかったかなあ。それもこの後爆発する深田監督作品と比較してのことであって、中盤からグイグイ引き込まれるし間>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.7

名画の常套句「まったく古びない」ほんとそれ。アクション(ダンス)はキレッキレ、しっちゃかめっちゃかした話運び・編集も予想外でフレッシュ。リアルタイムでこれを観た人の衝撃はいかばかりだったろうか。

次の朝は他人(2011年製作の映画)

3.0

難解。町山さんに解説してほしい笑 三回繰り返す「BAR小説」の妙。一回観ただけでは掴みきれない。が、何ともいえない存在感・魅力はある。要再見。

教授とわたし、そして映画(2010年製作の映画)

3.0

一回観ただけでは、消化不良。次作にも繋がるキスの執拗さ(その名も「キング・オブ・キス」)はここからなのかな。

よく知りもしないくせに(2009年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

前半の映画祭パートの、あ〜あ〜あ〜という主人公の駄目さ加減が最高。コーディネーターに罵倒されるシーンが白眉。後半も先輩(できたお方)の妻を寝取るという臆面もない図々しさ。それでも憎めないのがキャスティ>>続きを読む

ハハハ(2010年製作の映画)

3.9

なかなか類を見ないヤバめなダメ主人公(映画監督ムンギョン)なのだが、なんだか愛らしく思えてしまう。微妙な塩梅の冴えないルックスも絶妙なキャスティングだなあと思ったら『殺人の追憶』の若刑事(キム・サンギ>>続きを読む

パリのランデブー(1994年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いつも通り作品紹介文以上でも以下でもないストーリー。しかしまたこのパターンかという既視感はなく、軽やかでフレッシュ。ロメール版『街の上で』笑。

忘備録。
①カフェが恋人の浮気現場。朝市でナンパされた
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ジェファソンの東(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

大好物。冷静に考えると(いや考えなくても)浮世さん的ヤバい女。兄にしてみればわざわざ呼び出されて結局何だったんだと思うと笑える。

自転車と音楽(2009年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

メイキングは本編後の方が良かったのではと思ったが、あの音がコレか!(シャボン玉)という驚きもあったので、痛し痒し。

鳥(仮)(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

本筋に関係ないが、最後の部屋の間取り(窓外)が見たことのない感じで、かなり気になった。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

抑制を効かして丁寧に話を紡ぐことを主としていることはわかるし、エンディングの演出も素晴らしいのだが、もう1スパイスストーリーに何かフックがあっても良かったのでは。決して退屈なところはないのだけれど、グ>>続きを読む

椅子(2001年製作の映画)

3.1

深田監督21歳の自主制作処女長編作という先入観ありきともいえるが、100分見せきる力と散見される今への萌芽、ここから『本気のしるし』まで来たんだ〜という感慨。ファンとして観られてよかった。
暴力シーン
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トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

3.2

面白いというよりは、勉強。
これからの海外エンタメを楽しむめには必見と言っていいのでは。まだまだ自分の中に潜んでいる思い込み・偏見・無自覚に気づかされる。
しかし「海外」と言わなければならないところが
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街の上で(2019年製作の映画)

4.7

台詞が予想をつかないvividさ。自然体とかセンス良く練られたとかの「言葉」に拘るのではなく、実際に生きている人間それぞれが持っている些細な個性を掬い取ることに注力している。一人一人の実在感が半端ない>>続きを読む

HiGH&LOW THE WORST(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

佐智雄の佇まいに強さの説得力が感じられないのが残念。
村山とオロチ兄弟の絡みが今後の展開も含み微笑ましかった。

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと優等生過ぎるかなあ。銃撃シーンの描写(ソナチネ的)はよかった。

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

解決されていない問題に、フィクションだからといってオチをつけない、力強いエンディング。
しっかり作品と対で印象付けさせる"The Way It Is"の選曲のセンスの良さ。