このレビューはネタバレを含みます
現在の連続殺人事件とン十年前の一家惨殺事件の関係は? そして誘拐された大臣の娘は生きているのか?
デンマークの連続ドラマ。1話約1時間で、全6話、無理な先延ばしやわざとらしいクリフハンガーがなく、ハマれば休日に一気観できる長さというところが好感度大。分厚い長編ミステリを二時間で映画化すると、どうしても細部や挿話をカットせざるを得ないわけで、やっぱりリミテッドシリーズがピッタリ。
一家惨殺、儀式的な連続殺人、現場に残された栗人形……。事件を追う刑事は仕事中毒で家庭を省みない。もはや様式でしょう。刑事がシングルマザーというのも、単なるバリエーションに過ぎない。
見終わったあと、あれ、なんであのとき犯人は? 無理矢理じゃね? 結局、あの獄中の人は? とか人が頭で考えたミステリ故にツッコミどころが少なくないけど、まあ観ている間はずるずると引き込まれてゆきます。犯人が意外すぎて、推理とか無理なレベル。
コペンハーゲンの空撮が美しい。