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シー・ハルク:ザ・アトーニーのNoirのレビュー・感想・評価

3.0
マーベル発の法廷コメディ、開廷!

いとこのブルースと同じ”ハルク”の力を持つジェニファーは、法廷でその姿を晒したことで所属する法律事務所を解雇されてしまう。

再就職先が決まらず途方にくれる中、GLK&H社から超人専門の弁護士としてスカウトを受ける。

複雑な心境を抱くジェニファーに与えられた最初の依頼は、かつてブルースを殺そうとした人物、エミル・ブロンスキーの仮釈放の代理人を務めることだった。

ハルクに焦点が当たった作品は何年ぶりだろうか。

これまでのドラマとは違いメタ的な演出が多く、基本的に1話完結という構成の軽快なコメディドラマという感じだった。

本作はブルース、アボミネーション、ウォン、デアデビルと様々なキャラクターが再登場。

色々とゲストが出てくれるのは嬉しいが、全体的に軽すぎて毎回肩透かしをくらってしまう。

特に最終回はぶっ飛びすぎて今のMCUにこれが必要なのか甚だ疑問である。

映画の繋ぎとしてなら見れなくはない、ただ1つの作品としてハマるのは難しいところ。

ハルクとアボミネーションの激闘は2008年公開の「インクレディブル・ハルク」で描かれている。

当時ブルースを演じたのはマーク・ラファロではなくエドワード・ノートンだが、物語はしっかり繋がっているので、まだの方はこの機会に是非見てもらいたい。

さて今年のMCUドラマは本作でラスト。

ラインナップも残りわずかとなっているが、マルチバース・サーガはまだまだ始まったばかり。

3年後のアベンジャーズ新作に向けてしっかり見届けていきたいと思う。

今のうちに過去のマーベルドラマ全部見てみる?

いやー生活が成り立たないかも!笑
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