コーディー

シー・ハルク:ザ・アトーニーのコーディーのレビュー・感想・評価

3.8
従兄弟のブルースにハルクの制御を指南されるも女性の方がそもそも怒りを抑える境遇に置かれてきたと、早々に緑の超人を操るジェン。誰かのヒーローではなく弁護士のキャリア、私を優先する彼女のアイデンティティの揺らぎ、訴えは軽快に第4の壁も越えるw

ジェニファーとシーハルク。抑える必要のない別の側面を一人の人格に共存させる事で生まれる格差。女性としてもヒーローとしても一層社会の風当たりが強くなる中、決して深刻にはならず文字通り〝主役〟としての権利を行使する逞しさ。性別や超人に縛られず私らしさで幸せを掴もうとする様子が魅力的!

ただ弁護士シーハルクは魅力的やけど展開はやや退屈な部分もあったし、恋に仕事に…な面で〝アリー my Love〟を連想したけど、そこまで法曹ドラマがMCUに機能してない感はあったかな。まあでも主演のタチアナ・マスラニーの陽気で人懐っこい魅力は緑じゃない時も十分素敵だったし、最終話は衝撃過ぎたw

と、個人的にラストの展開は〝賛〟ではないけどw今後のシーハルクの動向はアベンジャーズ含めて超楽しみ!
また彼女だけじゃなく威勢の良い女性陣も印象的だったし、本格的にMCUがそっちのパワーに向かってる感じはあったな。
とは言え、最近忙し過ぎるウォンさんが誰よりもキュートだったのはさすがだねw