ぃや、思ったより悪くない。
ジョン・チョーとムスタファ・シャキールのリレーションシップは"あの感じ"が出てるし(吹替で観たとはいえ)、ダニエラ・ピエダも好きな女優なんで、彼女のフェイも自分は嫌いじゃない。
マンガ原作の凡百のコスプレ邦画よりコレジャナイ感は個人的には少なかった。
しかし、とにかく脚本とストーリーディレクションが良くない。単純に面白くない。
あと、やっぱり1998年の段階では発明に近かった作品コンセプトが今時分には古びてしまっているというか。
製作側の原作リスペクトは申し分ないだけに、余計に際立つ。
たとえばMCUが戦中前後に誕生したヒーロー達を現代的に再解釈してアップデートして高い評価を得ているのに比較すると、この手のマンガやアニメのリアルアクションものがいつも違和感が残るのはそのせいだと思う。
コレジャナイ、ではなく、忠実にトレースする故の、受け取り手の感性や時代にアジャスト出来ていないのが要因だと思う。
ジェームズ・ガンとかが手掛けてたら面白くなっただろうなぁ…と思いつつ、考えてみたらカウボーイビバップ自体が早すぎたガーディアンズオブザギャラクシー感あった
