柏エシディシさんの映画レビュー・感想・評価

柏エシディシ

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2015年以降、劇場鑑賞した映画を中心にレヴューしてます。
2017年からDVDやCS鑑賞のもマークする様になってます。
基本、星三つでも十分オススメで御座います。

ジャコメッティ 最後の肖像(2017年製作の映画)

3.0

ジョンコルトレーンはソロを吹き終わらせることが出来ず、親分のマイルスデイビスに相談したそうな。マイルスの答えは「終わってしまう前に終われ」
かく言うマイルスも死ぬまで自分の音楽スタイルを「完成」させる
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

3.0

公開時に劇場で観られず初鑑賞はビデオだったので今回イクスピアリさんの限定上映でスクリーンで観れたのは本当に嬉しい。
しかも、3Dで!割と3D的ギミックの多い演出も多いし、大いに楽しんだ。
実写だと却っ
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九龍猟奇殺人事件(2015年製作の映画)

3.0

WOWOWの録画塩漬けしてたヤツを最近観たんですが、ぶっ飛ばされた。
フィリップユン。映画好きは絶対憶えておいた方が良い名前。
日本劇場未公開。WOWOWの放送が日本初というから驚き。香港には、世界に
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レディ・ガイ(2016年製作の映画)

2.0

勿体無い!勿体無さ過ぎる!!
女性にムリヤリ性転換された男の殺し屋をミシェル姐さんが演じるという設定を脚本も演出も活かしきれてない。ウォルターヒル御大とした事が、なんたる不始末!

そもそも、はじまり
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MR.LONG/ミスター・ロン(2017年製作の映画)

3.0

とにかくチャンチェンを愛でる為の映画。
旧知の仲であるSABU監督がチャンチェンの為に当て書きしたという台湾の殺し屋がクール且つ愛おしい。

人を殺める刃物が人を繋げ生かす食事を作る道具でもあるという
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スターダスト(2007年製作の映画)

3.0

「キングスマンGC」がイマイチだったので、口直しにWOWOWの録画を。
もう10年前の作品になるのか、皆いろいろ若いぞ!

「キングスマン、キックアスのマシューヴォーン」という視点でみると、いろいろ改
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

2.0

どうしちまったんだマシューヴォーン?
「前作と同じ様に(若しくはそれ以上に)面白い!」という言説には承服しかねます。
往年の荒唐無稽スパイ映画にオマージュしながら、フレッシュなアイデアやアクションでブ
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ヒトラーに屈しなかった国王(2016年製作の映画)

3.0

終戦と開戦の違いはあるものの、「日本のいちばん長い日」を想起させられた。
空爆シーンや銃撃戦はあるものの過剰にドラマティックにする事なく、手持ちカメラも効果的に使ったストイックな演出が却って緊迫感とリ
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.0

2018年正月映画初めに相応しい景気の良い一本。ジャイ!マヒシュマティ!バーフバリ!ジャイホー!

全世界のマヒシュマティ国民待望の続編は聖典「伝説誕生」を更に上回るアクションとエモーション!!
血湧
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オペレーション・メコン(2016年製作の映画)

3.0

新文芸坐さんシネマカーテンコールにて。「トンネル」と2本立て。

実在の事件を元にした、メコン川流域をアジトにした麻薬密造組織と中国麻薬取締局の攻防を描いたアジア版「ボーダーライン」(?)
そこはダン
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トンネル 闇に鎖(とざ)された男(2016年製作の映画)

3.0

新文芸坐さんのシネマカーテンコールにて。見逃していたので、ありがたいです。

韓国映画の面白さの1つに、「思っていたのと違う」ではなくて「思っていたのよりもっともっと凄くなる」って所があると思うのです
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

松岡茉優さんに首ったけ❤︎

や、「桐島」で観て以来、作品によっていつも印象ちがうし、上手な女優さんだとは思ってましたが。
全編とにかく、豊かな表現や巧みな台詞回しで魅せる魅せる。初主演作で遂に全開。
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私がモーガンと呼んだ男/私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実(2016年製作の映画)

3.0

数多いるジャズレジェンドの中でも、僕の心のNo.1はいつだって、リー・モーガン。
もちろん、マイルスやトレーンは偉大だよ。
ブッカーリトルやケニードーハムのトランペットも素敵だよなぁ。
でも、やっぱり
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タイニー・ファニチャー(2010年製作の映画)

3.0

はぁ〜やっと観れた。嬉しい。
グッチーズフリースクールさん、いつもありがとう。

レナダナムを知ったのはもちろんドラマ「Girls」な訳ですが、まさにその雛形となっている出世作。デジタル一眼でほぼ独力
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.0

公開初日に「聖地」日劇にて。
キャリーフィッシャーへの献辞に劇場からはあたたかい拍手も。

極力ネタバレなし、で。

スターウォーズを映画史に残る傑作たらしめたのは2作目の「帝国の逆襲」あればこそ。新
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密偵(2016年製作の映画)

3.0

日本統治時代。義烈団と日本警察の攻防を描いたスパイサスペンスアクション。

韓国きってのヒットメーカー、キムジウンらしいエンターテイメント作品に仕上がってます。そして、キムジウンらしい割とエグい描写も
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

4.0

ちょっとキリンジの「エイリアンズ」を思い出した。そうさ僕らはエイリアンズ。

ポスターアートとタイトルからありがちなボーイミーツガールものだと思ってるとぶっ飛ばされます。

10月に「ヘドウィグ」とし
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全員死刑(2017年製作の映画)

3.0

「自分よりバカなヤツを観るとみんな安心するじゃないですか?」
これほど強烈な毒気のある台詞は今年観た映画には無かった。
この映画を観る「観客」や、延いては本作の様な「けしからん」映画やその他創作物に眉
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.0

監督自ら「オーシャンズの従兄弟の様な作品」と公言している通り、肩の力の抜けたケイパーもの娯楽作品として同類なんだけれど、
ハリウッドセレブの内輪ネタ的なイチャイチャが鼻に付くきらいもあったオーシャンズ
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

2.0

人間の、と言うより特に日本人独特の歪みや限りなく黒に近いグレーの部分を炙り出す様な作品を得意とする印象の白石和彌監督。

結論、ある程度展開が読めてしまった所為もあるのですが、少しばかり物足りず。
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

2.0

結論から言うと、面白くはなかったです。
申し訳ないですけれど。

シリーズを通して、キャラクターを構築してこなかった事はやはり大きく、どこかつくりものの印象は拭えず、血の通った人物には感じられませんで
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.0

瞬きするなら今のうちだ。
クボの口上の通り、まさに一瞬一瞬が尊いストップモーションアニメの新しい傑作。スタジオライカからの日本へのラブレター。

主人公クボの三味線で操られるオリガミの躍動感がストップ
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.0

世界的トップデザイナー掴まえてこの物言いはナンですが、本当にセンスの良い人間が映画撮ったらこうも見事なものなのか。
「スタイルは重要じゃない。大事なのは中身」という監督トムフォードの言葉の重み。

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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

公開2日目にIMAX3Dで鑑賞。
あまりに理想以上、考え得る限り最高の形の続編に、興奮。
冷静になる為、
関連本を読み漁り、識者の評論にも目を通し、ドキュメンタリー「デンジャラスデイズ」を観て復習の上
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MAMA(2013年製作の映画)

3.0

ムスキエティ監督の「IT」の大成功。
そして、ヒロインの大人版にジェシカ・チャステインがキャスティング?と聞き及び、録画再見。

その手の映画ファンにとっては今、最も信頼出来るクリエイターと言って良い
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.0

スクリーンに大音響で鳴り響く、ゼップの「移民の歌」!!!
アーアーーアッ!アーアーアーーアッッ!!
ソーシリーズいわんやMCUという大きな器の上で思う存分遊んでみせるタイカ・ワイティティ。大物。
本作
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

とりあえず、はみ出し者いじめられっ子が徒党を組んでチャリを漕ぐシーンを観るだけで胸がキュンとなる、80年代の映画で育った類の人間(俺だー!)には堪らんです。そこだけで5億点!©︎宇多丸師匠

思ってい
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シンクロナイズドモンスター(2016年製作の映画)

2.0

む〜ん、期待し過ぎたかしらん。

設定の面白さをストーリーやキャラクター描写に活かし切れず。出オチの範囲を出ずにしゅーりょー。
他作品と比較するのも何ですが、トンデモ設定があくまで監督の語りたい事や作
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キアヌ(2016年製作の映画)

3.0

ゲットアウト鑑賞。ジョーダンピールの仕事を確認したくて、WOWOWで録ってたヤツを。

基本プロットは、おとぼけ二人組がひょんな事から畑違いの場所に紛れ込むという、「お熱いのがお好き」から「21ストリ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

おっそろしくシニカルでスマート。完璧な脚本と演出。作品の完成度では今年1番の傑作スリラー。おっもしろかった〜

昨今流行りの意外性やサプライズを売りにした小手先の映画ではなく、序盤から丁寧に振られてき
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スルターン(2016年製作の映画)

4.0

ヒュートラ渋谷のインディアンフィルムフェスティバルジャパン千秋楽にて鑑賞。

「ロッキー」に「ララランド」を足して割らない=最高!
マサラ・ミーツ・「ウォリアー」→最高!

映画で観せたいモノ、全部入
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

話題作注目作の多い2017年秋。埋もれがちな作品なだけに、映画好きには見逃して欲しくない一本。超面白いです。

「ロビー活動とは常に相手の先手を打つこと」「騙しても騙されないこと」
政治ロビー活動を題
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.0

こいつは今年1番の珍作じゃないですかね。良い意味で。

先ず言っておきたいのは、要人を警護しながらマンションからクルマで逃亡するまでを長回しで見せる10分弱のアクションシーン。
これだけで本作を劇場で
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ブレードランナー強化週間継続中。

ファイナルカット。
「ふたつで十分ですよ」という事ならば、現時点ではコレと「完全版」(82年アジアヨーロッパ公開版)の2本を最低限チェックすればOKでは無いでしょう
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ディレクターズカット ブレードランナー 最終版(1992年製作の映画)

5.0

ブレードランナーという映画自体の所感はフィルマークス「ブレードランナー」に書き込んでいますので、こちらではバージョン違いとそれに伴う個人的見解を書こうか、と。

ブレードランナーは公式に5つのバージョ
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

5.0

映画史に燦然と輝くカルトムービーにてSF映画の金字塔。
そんなお馴染みの肩書きはともかく、私自身にとってはスターウォーズと並んで映画の原体験にある特別な作品。
(しかし、スターウォーズはともかく年端も
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