いやぁーびっくりしましたよね。
「あー、なるほど。悪は存在するのか?ってそういう事、そういう映画ね」と飲み込みやすいところで終わっていきそうなところで、最後のアレ。
しかし、考えてみれば、濱口竜介はい>>続きを読む
三宅唱監督特集@キネマ旬報シアターにて。
姉の部屋で目覚めた女の子が、なんと無しにご飯をつくり食べ、なんとなくテーブルにあった書きかけの脚本に目を通す。
姉が書いたものか、彼女自身の作品なのか。
はた>>続きを読む
三宅唱監督特集@キネマ旬報シアターにて。
浜辺で石橋静河がたゆたう様に踊る。
ただそれだけの映像が、すごく良い。
潮騒。
曇天の空。
インディゴブルーのワンピース。
ふと見せる表情の揺らぎにドギマギし>>続きを読む
北海道のうらぶれた街。
一面雪で覆われる真っ白の画面に、黒い学ランが映える。
三宅唱監督の長編デビュー作。
モノクロのデビュー作っつーたら、ジャームッシュの「パーマネントバケーション」だな、なんて思っ>>続きを読む
三宅唱監督特集@キネマ旬報シアターにて。
三宅唱監督の初期作品という事で、何の前知識も無く見始めてみたら、思った以上に喰らってしまった。
落ち目の俳優が友人の結婚式に合わせて帰郷する。というお話ではあ>>続きを読む
浅学にも史実を知らなかったのだが、俄かには信じ難い、と同時に興味深く壮絶な物語。
序盤から容赦なく披露されるドラマティック且つ絵画的な画面の美しさと演者の迫力に圧倒される。
母親役のバルバラ・ロンキの>>続きを読む
フィルムノワール映画祭にて。
穏やかに暮らしている訳ありの男の元に昔のワル仲間が訪れ、事件に巻き込まれる、っていうお馴染みなアレ。
しかし、そこはブロンソンだから何か安心w
展開が割と右往左往するとい>>続きを読む
フィルムノワール映画祭にて。
これまたノワールというより、ニューロティックスリラーという感じ。
チャールズ・ブロンソンが謎の男を怪演。でも、やっぱりブロンソンなんで美味しい役回り。
お話としては、なん>>続きを読む
フィルムノワール映画祭にて。
アラン・ドロンが足を洗おうとして家族を殺され、組織の復讐に直走る殺し屋を演じるクライムアクション。
筋立ては凡庸だが、イタリア映画らしいエグい暴力描写と要所要所のケレン味>>続きを読む
たいていの日本の映画ファンと同様、自分の初ノーランは本作。確か渋谷PARCO PART3で観たのだと思う。
リワインドスリラーとしての触れ込み、観た当時はあまりの前評判の盛り上がりに「面白い事考えるけ>>続きを読む
25周年HDリマスター版。
恥ずかしながら初見。
唯一観れていなかったクリストファー・ノーランの作品で、彼のデビュー作な訳だけれど、驚いたのはその後のノーラン作品の要素がほとんどこの時点で入っていると>>続きを読む
PART1も全く面白くなかったのだが、やはりちゃんと見届けねばならない、と義務感から鑑賞。やはり、面白くはなかった。
わざわざ2部作にする必要性が感じられない薄い人物描写と世界観…
相変わらずスローモ>>続きを読む
高校潜入捜査から、お次は大学潜入捜査へ!
前作はおバカの中にも学園映画の伝統を脱構築する、そこはかとないスマートさが垣間見えたりもしたが(したのか?w)、予想外の大ヒットを受けた本作は主人公2人のブロ>>続きを読む
問答無用の傑作。
アマプラ終了という事で滑り込み鑑賞。
もーうノーストレス。ちょっと最近こう、眉間に皺を寄せて観る映画が多かったモンだから(もちろんそういうのも良いのですが)、スルスルとカラダに入って>>続きを読む
お、良い感じ。
「エノーラ・ホームズ」に続き新世代のロールモデルとしてのミリボビ先輩の自己プロデュース能力はさすが。
「王子様に見初められたお姫様」のお伽話をひっくり返したファンタジーアクションとして>>続きを読む
ポリコレもなんのその、子供たちに危うい下ネタをやらせた「グッドボーイズ」の監督作なだけに、今時かなりギリギリなラブコメというよりエロコメ。
しかし、内気な男の子をオトナにするために報酬目当てに、そうと>>続きを読む
日本では劇場公開されず、賛否分かれる(というより、どちらかというと悪評の目立つ)作品という事で、なかなか重い腰が上がらなかったんだけど、よーやく。
(発表当時はめちゃくちゃ観たかった作品だったんだけれ>>続きを読む
ゲットーに生まれ育った少年が、生きるために犯罪に手を染めつつも、音楽の才能で成り上がる物語。
なんてお馴染みのHIPHOP的ストーリーに、クルド人弾圧やイスラム社会の混迷と移民2世としての監督自身の視>>続きを読む
こんなレストランがあったら、是非とも通いたい。
ファティ・アキンの新作「ラインゴールド」に向けて、何となく観たくなり録画を引っ張り出して。
シリアスな題材が多いファティ・アキンだが、本作の一貫した陽性>>続きを読む
モダンオペラ作曲家のスティーヴンはスランプに苦しんでいた。
極度の潔癖症の妻とは表面上は上手くやっているものの、どこかチグハグ。
そんな折、飼い犬の導くままに転がり込んだバーでの女船長との"出会い"が>>続きを読む
4K修復版にて。
とにかく陰影と絶妙な色彩が際立つ作品なだけに、今回のリマスターの見事さ、功績は並外れている。
映画芸術のある種の頂点にある傑作。
普通の映画であれば数回、印象的なショットがあるだけで>>続きを読む
個人的には「ミナリ」や「フェアウェル」などA24が手掛ける所謂アジア的感性に寄った映画作品とは相性は良くない。
意地悪な見方かもしれないけれど、欧米人からしたら、もしかしたら新鮮な視点かもしれないけれ>>続きを読む
チャーリー・カフマン脚本と聞き及び、チェック。
設定からして「モンスターズインク」や「インサイドヘッド」などのピクサーアニメ的。
少しばかり既視感のあるお話の導入にかえって、カフマンだからどこかでひっ>>続きを読む
4Kリマスター版を。
うぅ…難しい…!しかし、何か凄い!
という頭の悪い感想しか出てこないのが本当に申し訳ないのだけれど、Filmarksを覗いても、大方似たような内容が並んでいるので安心した。
全編>>続きを読む
A24によるデジタルリマスター版を劇場にて。
大学で専攻していた西洋哲学の講師がユダヤ教やカバラ専門の方で本作にも言及していて、確かその前後に本作を初鑑賞したと記憶している。
都内にあるシナゴーグやモ>>続きを読む
息子クローネンバーグの新作。
それなりに楽しんで観たものの、鑑賞後はなんとも物足りなさも残り、前監督作「ポゼッサー」の自分のFilmarks感想を確認してみたら……殆ど本作の印象そのまま当てハマってし>>続きを読む
アマプラに流れてきて、お、懐かしい。ってなって見てしまった。ジョエル・シューマカーっぺえ!この感じ。90年代の空気感。たまらん。
それまでも端役で印象的な役柄の多かったフィリップ・シーモア・ホフマン>>続きを読む
なんと!ダニエル"ハリー・ポッター"ラドクリフが、あのアル・ヤンコビックを演じた「伝記」映画。
製作のニュースが出てから密かに楽しみにしていたのだけれど、WOWOWで日本初放送。まぁー観られるだけあり>>続きを読む
タランティーノのフィルモグラフィーを順に並べた無難なドキュメンタリー。
関係者、出演者のダイアローグ中心で、DVD特典の域を出ない。
マイケル・マドセンやクリスフ・ヴァルツの談話など楽しく観れるけれど>>続きを読む
「夢と成功」の国アメリカの悲劇。
"鉄の爪"という呪いに掴まれ逃れられなくなってしまったのは彼ら自身であったのか。
ボクシングという競技が、その競技性ゆえに優れたドラマ映画を多数産み出す様に、華々しい>>続きを読む
実話!?
ベトナム戦争時、戦地に赴いた地元の仲間を励ますためにビールを届ける男にザック・エフロン。
そんな訳あるか!とばかりに都合良く展開していくため、戦争の呵責無さが薄まってしまうきらいはあるけれど>>続きを読む
パトリック・スウェッジ主演の1989年アクション映画のリメイク。
バキバキに仕上がっているジェイク・ギレンホール。
そしてクレイジーなライバルキャラに、なんと元UFCチャンプのコナー・マクレガー。
劇>>続きを読む
激動の中国近現代史を女性の視点で捉え直した伝記映画。
それぞれ資産家、革命家、軍人へと嫁ぎ、国の行く末を左右した三姉妹。
幼少期より父親の教育方針の元、国際的な感性を育まれたであろう三姉妹が、男たちよ>>続きを読む
なかなかのハードアクションで楽しませくれた「皇家戦士」の監督デヴィッド・チャンとミシェル・ヨーの再タッグ。
こちらもすべり気味のギャグはともかく、アクションも爆破も景気の良い、なかなかの力作。
モデル>>続きを読む
さっき、観てきました。朝イチIMAXで。
思っていた以上に"大きな"映画だった。
何もgdcsのデカいスクリーンを前から4列目で浴びる様に鑑賞したから、という事に限らず。
オッペンハイマーという人物の>>続きを読む
いたずらや失敗をなすりつける都合の良い"架空のマブダチ"リッキー・スタニッキーをでっち上げた悪友トリオ。
いい歳しても折りを見てリッキーの存在を利用していたのだが、遂にリッキーの実在を証明しなければな>>続きを読む