takanoひねもすのたり

キングダム: アシンの物語のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

キングダム: アシンの物語(2021年製作のドラマ)
3.7
前日譚。

朝鮮の密偵をしていた女真族(現在の満州族)のある部族が同じ女真族の部族から襲撃に会い殲滅され生き残った少女・アシン(チョン・ジヒョン)の"復讐"の物語。

歴史物+ゾンビではあるけれど、この前日譚の中では道具として上手いこと使われる手段でしかないゾンビ。
終盤のあえて拡散させたゾンビ郡を焼き払う後始末の手際の良さよ……。
(そしてドラマ序盤の"医師に謎の薬草の存在を教えた"人間と判明)

女真族の生活の様子がモンゴルみたいだなあ……と感じて軽く調べてみたら狩猟民族でモンゴル・中国・朝鮮(高麗)と関わってきた民族らしく、劇中で献上品に虎?の毛皮や皮の加工品が並んでいたことや服装などは(なるほどなー)と思うなど。

ひとり生き残り、朝鮮人の上官に住まいを与えてもらったとはいえ、家畜小屋だし(最初は藁しかなかったけど後ほど寝台が運び込まれた模様)下働きは真冬の河で洗濯だし、年頃になったらゲスい男に手籠にされるわで過酷。
そのうえ密偵の仕事もこなしてたという……スーパー体力アシンちゃん…(遠い目)

猪を仕留める際の用意していた仕掛け、黙々と"薬草"の効能を確認していた強メンタル、冷ややかな眼差しで射殺す冷静さ、すごいわ……煮え滾る"恨"の概念……。

再会した父親の姿が衝撃すぎた。
都市伝説か……だるま人間……😱
狩猟民族……拷問がエゲツねぇ。

あと辮髪……(遠い目)

制作費が高い(S1の制作費は1話あたり2億円前後らしい、TV局制作のドラマの制作費の平均はは約4500万円)のでS3はどうなるのかは現時点で不明、さしあたり2024年上半期までは動きが無さそうなのが残念(内容忘れそう……)