木村昴が声を演じる、悪魔のバイス(ピンクと黒のキャラクター)の振る舞いが面白く、四次元の壁を越えて視聴者に語り掛けてきたり、世界観ガン無視のメタいネタをブッ込んできたり、キャラクターの面白さで中盤まで保っていたが、肝心のストーリーは、深いとかエモいとかそれどころではなく、殆ど感情移入出来ない仕上がり。
特に主人公の弟が不自然な正義感を暴走させて悪の組織側に立ち、対立する展開や、ひたすらヒステリックに周りの登場人物を叱咤し続ける主人公の妹。
最終的に和解して、家族が一つになる事で感動を産もうとしてる様なんだけど、ダラダラやり過ぎてフラストレーションでしか無い。
なんというか、この2点が作品の質を下げているように感じた。
ラスト五話で一気に畳み掛けの展開を見せた最終章及び最終回は、それまでのストーリーに比べ相対的に良かった物に思える。
なぁんか勿体なかったな。