このレビューはネタバレを含みます
まずはひと笑いのジャブ。
そして「これは僕と僕の姉による、束の間の、二人暮らしの記録です。」というナレーションから物語が始まる。
しっかりもので辛辣な姉・ちはる (黒木華) と、おっとり素直な弟・順平 (杉野遥亮) 。
本作では恋愛・仕事・趣味・人生にまつわる本音が、率直かつユーモラスな会話で繰り広げられる。
弟が同期の女の子からかけられる言葉に喜び翻弄されているところへ姉の鋭いツッコミ。
姉が弟へ放つ言葉がいちいち面白く、名言を残す。
「なに、あんた女には指毛生えてないと思ってた?」とか
「あんたに彼女ができても私その子嫌い」と言うセリフも嫌な感じではなく、クスッと笑える。
「最後のダイエット」という本に、しおり代わりにホワイトロリータの包み紙を挟んでいる細かいところや、
登場人物、OP・ED曲、BGMから全てがこの世界観に合っていて心地良い。
(そして杉野くんの猫背がいちいち可愛い)
凝り固まった心をほぐしてくれるようなドラマでおすすめです!