ひらきよ

ラ・ブレアのひらきよのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ブレア(2021年製作のドラマ)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

8話あたりから急に面白くなる。
それまではLOSTみが強いので、
LOSTが辛気臭くて途中離脱した私には、結構我慢スレスレだった。

謎の遭難から始まり、それぞれのバックボーンに順番にスポットライトが当たり、中で人間関係が築き上げられていく。
この意味ではまんまLOSTってかんじ。

でも、謎の陥没穴の世界線と、同時にそれを助けようとする現代が描かれるから、そこでメリハリがついて、こっちの作品に軍配が上がったかな。

終始謎しかないと視聴者はいつまでも置いてけぼりになって、ストレスばっか溜まってくんだよね。

でもラブレアは、現代編で少しずつ謎を解き明かしたり前進が見られるから、希望を持てるし、視聴者もイライラしなくて済む。

なにより、謎の遭難で有無を言わさず一緒になった赤の他人たちなのに、こんな平和に協力できるもんなのかね?
LOSTではもっとめちゃくちゃおとしめあって、歪みあってたような。
どっちがリアリティなんだろ。という疑問は一旦置いておいて。

8話ラストで急に明かされる手の傷、その繋がりには鳥肌がたった。これはお見事。

父ちゃん、たしかに養子になったって話は数話前からあったけど、それが伏線だとは全然気づけなかった。さすがのシナリオ。

そして、実は一緒に発見されたもう1人の女の子がリリーだったと。
記憶の戻ったエラが、お姉ちゃんを助けるために穴に戻るの感動。
どうか無事に帰ってきて。

あとは警官親子。
ドラッグをひたすら探してた息子、結局金塊だけ見つけて、それで満足したのかな?
ドラッグのことは諦めたの?
金塊を金に変えれば大金持ちになるから、ドラッグなんていらないってことなんだろうけど。
1980年に戻ろうとしてた息子、随分身軽だったなあ。全部置いてきたんか?笑
とまぁ、本筋と違うとこがどうしても気になってしまったが、最後の最後でお母さんと気持ちが通じ合えてよかった。
お母さん、きっと天国に行けたでしょう。

最終話、こんな感じで終わるの?!
続き気になる。