神の雫/Drops of God シーズン2の8の情報・感想・評価

エピソード08
第8話
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あらすじ
名声を失ったカミーユは、かつて自ら築き上げたシャサングル農園へ戻るが、そこでは彼女を歓迎する者はいなかった。一方、一青はワインの世界から離れるかもしれない決断を下す。
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orangejuice

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父の幻影に苦しむカミーユ。 母の葬式への参列を祖父より拒まれる一青。 一青は母の死は自身のせいと考えないようしてる、と。そしてカミーユとはもう関わりたくないとも父に告げる。 コンクールに混乱をきたし多くのスポンサーの撤退、醸造家たちからのガイド掲載拒否の動きの中、カミーユはガイドを辞めることを決意。 シャサングル農園にもカミーユの居場所はなく、トマからも拒絶される。 一青がコンサルタントをする日本の顧客からタマルのワインを所望されるも、頑なに拒否。休養もとらず仕事での極端な行動から、一青は自暴自棄になっているように見える。 カミーユとトマの離別に伴い会社の分割が必要となり、カミーユの拒否により法廷に持ち込まれることに。 一方タマルはワインを全て処分。ダビトが新たにワインを造るとしても最低3年はかかる。 タマルはカミーユを許すと。 一青はフランスに渡り、カミーユに母が亡くなったことを伝える。 この時、一青が少し心を開いているのがわかる。父の前でも見せなかった涙をカミーユには見せたのだ。カミーユをハグしに来たと伝える一青。そしてマルセイユに誘う。 2人にはたくさんのことがあったけど、お互いが1番苦しい時に、顔を見ていくつか言葉を交わしそしてハグするだけで、何もかも許して心を近づけることができる。まさに家族だからだ。 一度はマルセイユ行きを断ったカミーユ。でももうここには心身ともに、自分の居場所が完全にないことを悟った彼女は一青の車に乗り込む。 目に涙をいっぱいにためた彼女が、一青がドアを開けて待つ車に引き寄せられるように駆け出すシーンはこちらまで涙が溢れてしまう。 ナターシャと心が通じ合う一青。ナターシャみたいにおおらかで軽やかで温かい女性なら、一青の固く閉じた心を溶かしてくれるそんな気がする。 開放的な海辺の家も雰囲気がとても良くて。一青が惹かれた理由がわかる。 会社をたたむ決心をしたと告げる一青。 そしてカミーユに、君も再出発が必要だと。 2人が並んで風に吹かれながら海を見ているシーンは。まるで子供の頃からずっとそうしていたような、自然さがあって。 カミーユは一青の言葉に背中を押されたように、身を引くことを決める。 カミーユは全てを手にしていたと思う。愛する人、愛する家族、人生を賭けられる仕事、そして帰る場所。いつでも温かく迎え入れてくれる場所。 トマは最後に泣き顔で愛してる、と言った。 カミーユは、無くしたことによって初めて愛が何かを知ったのかもしれない。 マルセイユの海に、父の遺灰を散骨するカミーユと一青。 なかなか沈まないね、抵抗してる、とぐいぐい2人で骨壷を沈ませようと押してるところはちょっと笑ってしまう。 骨の入った白い陶器が海の奥底に沈んで行く。 オープニングで一青が苦しみながらフリーダイビングをしていた、その同じ軌道で。 海の底が過去なら、今、水上にいる2人は未来なんだ、きっと。 船の上で視線を交わす2人の間には言葉すらないけど、これからを感じさせる光があった。