このレビューはネタバレを含みます
あっという間の8話でした。
原作の世界観を決して壊さず、大好きな『ONE PEACE』を作りたかったんです！って作品。
やはりエンタメ性を重視したアクションシーン多めの構成になってるけど、本来は''なぜ戦うのか''っていう'背景'がとっても重要なのよね〜その部分が描き切れていないのがイマイチな原因かな。
あと「なかま」と「フレンズ」って意味が全然違ってくるから、俺のフレンズだ！って台詞が気になっちゃうね。
やはり漫画は凄いのよ。一冊にまとめてたとしても人物像のディテールに感情移入して、気づくと彼らを応援し、ぐっときてしまう。
そこが時間の都合なのか薄味になっていて、ゾロがなぜ必死になるのかとか、ウソップが信じてもらえない時の絶望感とかがあっさり通り過ぎちゃう。
海外ドラマって、登場人物一人一人に物語があって個性が描かれていて、惹き込まれるリアル感が大好きなんだけどな、それが無いから感情が左右されるまで入り込めない。
だからseason2に期待したい！
尾田先生が「Netflixは僕が満足するまで公開しないと約束してくれたので、原作が正しく映像化されるよう番犬のように振る舞い、撮影が終わってからも、世界に配信するには不十分だと僕が感じたため、非常にたくさんのシーンを撮り直してもらいました。」と答えていたのでこれが最良の映像化なのだろう。
予算をかけてクオリティを下げることなく、飽きさせないように世界観を再現しているのは素晴らしいです。主人公が彼でよかった。
