吹き替え版で鑑賞
良かった点
・キャスティングと実写化において再現するディティールの取捨選択。声優の力量も後押しして、キャラクターの実写化としてはメインキャラ以外でも文句なし。
・クルーが抱えるハードな生い立ちが実写により身近に感じられる。
惜しかった点
・いかんせんアクションが弱い。せっかくキャラが立っているのに殺陣のパターンも一辺倒。
・ゴム人間の描写がダイナミズムに欠ける。なんとか実写で表現しました、という負けの姿勢が表れている。
・ユーモアの弱さ。キャラクターの突飛な行動も飲み込めるのはそれぞれの愛嬌が成せる技だったが、今作ではそれが無い。特にガープは冷徹すぎて頑固なクソジジイなだけだった。
・不必要なゴア描写。子供も当たり前に視聴するシリーズなのだから、切断面や切り傷をここまで生々しくする必要はなかったのでは。
・重要なシーンのカットが多数。もちろん予算による話数の縛りなどはあったかもしれないが、ゾロの磔おにぎりがないせいでルフィに対する忠義の説得力に欠ける。サンジのクソお世話になりましたも弱くないか？ラストバトルに至ってはハチが出てこないが、6本腕の実写化は難しかったのか？今後、腕長族などの描写は大丈夫？
いろいろ思うところはあったが、良かった点2つが突き抜けていたため総じて満足。
次シーズンはスモーカーも出てくるので、ロギアの能力の描写に期待。
