エンタメ作品を作り続けてきたガイ・リッチーの遊び心全開。
同監督の映画「ジェントルメン」のスピンオフということで、ガイ・リッチーを浴びるように楽しめる。
ドラマだからこそ、くだらないおふざけが贅沢に時間をかけて展開されるのも良い。
“クソすぎる兄に振り回される有能な弟”がひたすら可笑しい第1話に始まり、各話で敵対勢力が次々に現れ、全てをひっくるめた大団円に落ち着く最終話は気持ち良い。
「マンダロリアン」に続き、洗練された悪役をやらせたら右に出るものはいないジャンカルロ・エスポジートも素晴らしかった。
劇中のセリフ“お前は隊長じゃない、将軍（general）だ”でピンと来たが、これはイギリス版「SHOGUN 将軍」と言っても差し支え無いのではなかろうか。
