不可能と思われたONE PIECE実写化。
できるわけねえだろと思っていたが、うん、できちゃってる。尾田先生が「僕が納得しなければ公開は延期する」と何度もコメントを出していた本作。不安だったけれどそこそこ楽しめてしまった。
シーズン1で描かれたのはアーロンパーク編まで。シーズン2の脚本は既に完成していて、1年半後くらいには配信されるとのこと。
地味に良いな〜と思って楽しみにしていたのは、回ごとにタイトルロゴが違うところだ。8話のタイトルには〝タイヨウ〟が、、、、
かなりオリジナルを織り交ぜながらも、ちゃんと「ONE PIECE」をやっていた。原作にはとても敵わないけれど、それでも実写だからこその表現で、展開に説得力を持たせていたと思う。
改変するにあたって尾田先生はいくつか事前にNG項目を出していたそうだが、「もしかするとそれって尾田先生がNG指定しなければ脚本に組み込まれていたかもしれない要素ってこと、、、?」とちょっとハラハラしてしまう。撮ったものを確認したあとに撮り直しをお願いする部分もあったとか。
こんな偉大な、世界的知名度のある作品の実写化。キャストたちは歓喜や誇りとともに、相当なプレッシャーを背負っただろうな。
完成した映像を初めて見たルフィ役のイニャキが思わず泣いてしまって、クルーたちが抱きしめたり涙を拭いてあげている様子がとてつもなく愛おしかった。サンジ役のタズはイニャキの頭にキスしていた、やさしすぎる。
しかしじつは、ゾロ役が真剣佑だと知った日から本編を初めて見る瞬間までずっと、真剣佑〜〜〜〜????😩と思っていたわたし。
こんな清潔感にあふれたお肌ちゅるちゅるお目目ぱっちりの男が?ゾロ?はあ〜?
、、と思っていたのだが、これがもうとんでもなくロロノア・ゾロだった。体格や佇まい、表情はもちろんのこと、むしろこの小綺麗さも、そうだよね、ゾロだってお風呂に入るし最低限のスキンケアくらいするよね、と納得せざるを得ない。
あとコビーがめちゃくちゃ良い。可愛い。
そして大航海時代の始まりの日、あのローグタウンに若き日のクロコダイルらしき人間がいるけど、、一体どこまでやるつもりなんだ、実写化。強気だな〜。
正直残念だった点
・ウソップの鼻
・完全に折れ曲がるゾロの刀
・原作では外せない名シーンの再現がことごとく弱い
ゾロの「おれはもう!!二度と敗けねェから!!!」
サンジの「長い間!!!クソお世話になりました!!!」
特にサンジは結構がっかりしてしまった。
シャンクスの「脅しの道具」もないしな、、
・ヨサクとジョニーが出てこねえ!!!!!!😡
ナミの姉貴が泣いていただろうが、絶対に出てこい。
気にくわない点を挙げだしたら意外とキリがなかったのでもうやめておくが、なんと実写を観て単行本を大人買いする人たちが増えているという。素晴らしいことだ。
わたしも読み返したくなってしまったので(じつはまだ原作3周しかしていない)、ベッドにせっせと単行本を運んでいる、、