序盤は、題材が良いのに登場人物が極端な行動をしすぎてどうなんだろう…？と思っていたけど、終盤すごく良かった
特にカズくんの憎めない奴っぷりが最高だった。
「私の人生に何か言っていいのは私だけ。私のしあわせを決めるのは私だけ」と咲子が自転車を漕ぎ出すシーンの音のない演出すきだったなあ
大学の時に興味を持って性的指向の本を色々読んで、友達にも「彼氏/彼女いるの？」とか聞けなくなった(そういう話がすきな人とか確実に異性との恋愛を楽しんでる人にはするけど)というか、聞きたくなくなったことを思い出した
聞くにしても、その人自体に興味があって知りたいと思う時に「付き合ってる人とか好きな人いるの？」という聞き方をするようにしていて、その人がどんなセクシュアリティであっても私との会話に違和感を覚えないようにしたいと思った
人とのコミュニケーションなんて傷付いたり傷付けたりの繰り返しだから気にしすぎてもしょうがないし疲れちゃうけど、自分が少し気をつけていることが周りの人にとって心地良いと感じる要因になれば良いなあと思う、わからないことだらけだし、絶対人を傷付けて生きてるけど
性的指向に名前を付けることも世間的な認知や、もしかしたら自分の安心のためにも必要かもだけど、本当はもっと流動的で良くて、名前なんて要らないはず
人をすきになったり大切に思ったりする感情には名前がない方が大事にできることもある
恋愛感情があろうとなかろうと、家族でいて心地よいと思える人に出会えることは貴重だし尊いことで、シンプルに羨ましかったな
