このレビューはネタバレを含みます
これまでMCUは多くの「神」を描いて来た。ソーやロキなどの北欧の神々や人類史の様々な神の正体かのように描かれていたエターナルズ、エゴやウォッチャー、「あり続ける者」も神の一種といえるだろう。それらの存在は宇宙やマルチバースに由来する者として、ある程度実態が明らかになっている神々だった。「ラブ&サンダー」にもあのゼウスが登場したが、彼ら神々はマーベルにおいては基本的に「強い異星人の種族」であることが多いのだろう。
今回登場したエジプト神話のコンスはこれまでのMCUの神の中でも最も「得体の知れない存在」だった上、「死後の世界」が描かれるなど、MCUが宇宙やマルチバースとも異なる「神秘的な世界」の扉を開けた作品となっている。
「ムーンナイト」は他のヒーローが登場しないばかりか、MCU世界との繋がりも一切感じさせない、まるで全てが主人公の妄想かのような不気味さが漂うドラマだった。今後、MCUの異世界・超自然的な側面にて大きな役割を担うと考えられるだろう。知らんけど
