京都京極堂

ミズ・マーベルの京都京極堂のレビュー・感想・評価

ミズ・マーベル(2022年製作のドラマ)
3.8
最近のMCU映画やドラマの初見はこちらの期待値が爆上がりのためほぼ失望することが多くなります。
この『Ms.マーベル』もそうでした。

今回冷静な気持ちで見てみました。

イスラム教徒のコミュニティで育ったタマラ・カーンはMarvelオタクでキャプテン・マーベルが大好きな高校生。おばあちゃんから送られたバングルの力で彼女はスーパーヒーローの道を歩くことになります…というお話。

このドラマの重要な背景となるインド帝国崩壊の分離独立。
宗教の違いによりインド(ヒンズー教徒)とパキスタン(イスラム教徒)に分離された悲劇の歴史、勉強しました…ちゅーか、勉強させられました(笑)。

分離独立の夜の駅で曾祖母のアイーシャの時間と祖母のサナの時間、タマラの時間、そして謎のバングルが交差します。このドラマのキーポイントです。

今までなかった異文化がドラマに混ざることが初見で拒否反応が出た原因でしょう。

これ『ムーンナイト』というドラマにもいえること。あちらはエジプト文化ですね。

タマラ・カーンは原作コミックでは『インヒューマン』つまりブラックボルトの一族だったり今回またリブートされ『ミュータント』つまりX-MENの一員になるそうです。

こちらドラマ版タマラはまだ謎ですがそのへん『ザ・マーベルズ』の映画であきらかにされるでしょう、バングルの謎とともに。

たいへん可愛らしく素敵なキャラです。

たいへん面白いドラマです。
言っときますが『第5話』は泣きます(笑)。
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