ある日～真実のベールのこゆきのネタバレレビュー・内容・結末

面白かったです。
見終わってもモヤモヤが残っていて、これが狙いだったのか!とも思う作品でした。キムスヒョン演じる普通の気弱な大学生が、一夜にして殺人犯に仕立てあげられてしまうところからドラマが始まります。
なかなか無実が証明されず怯え震えていたスヒョンの人柄が次第に変わっていく様が見所。
裁判中に検察も弁護士も必死な中、スヒョンがほんのちょっと笑みをする場面が印象的でした。
とにかくスヒョンの演技力に圧倒されます。
最後の最後まで犯人がわからなくて私自身も、もしかしたらスヒョンが犯人なの？とよぎる時もありました。
結末を呆気なくまとめたのはなぜでしょうか。ずっと重いシーンが続いていたので最後は笑顔が欲しかったけれど、、そんな軽いストーリーではないことを痛感。冤罪事件とわかっても心の傷は計り知れないほど重くて決して元に戻れない。

刑務所内で受刑者がタバコを吸っていたりリンチまがいの暴力をしていても刑務官は見て見ぬふりをしている場面がフィクションとはいえ、違和感がありました。