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公主とは名ばかりの養女である初月は、皇子である星辰の母には愛を受けたが皇帝には虐げられ苦労して宮廷で育った。
皇帝が薛曜の能力に恐れ軍権を奪い偵察させる為に眠っている間に初月を嫁がせる。
薛曜はそれに気付いて、何も知らない初月を疑って拷問までかけようとする。
初月にはある秘密があり、薛曜の対応と相まって星辰と脱走を企むが、大将軍の薛曜にことごとく見つかってしまう。なのにお互いに惹かれ合うのはあるある。
薛曜の兄の薛暮は初月を密かに愛していた。彼女の秘密とそれ故に何度も暗殺されそうになるのを守っていた。
そんな薛暮の初月への献身を利用し秘密を知る彼を葬ったんだよね。初月と薛曜はやっとお互いの気持ちを確かめ合ったのに、真実を知らない初月の侍女から薛暮の死は彼女の不始末のせいだと聞き薛曜は初月を恨んでしまう。
薛暮は初月を命をかけて守っただけではなく、物語の好きな彼女の為に関山記事という本まで書いていた。深い愛だよね。
でも結ばれたのは弟の方というまさに悲恋。
