ルーク大佐

DEUCE/ポルノストリート in NY シーズン1のルーク大佐のレビュー・感想・評価

3.8
リリース直後から注目していた作品。
1990年代~2000年前後にかけてNYブロードウェイから本作の舞台となるストリート近辺は何度か遊びに行っていたので雰囲気はわかるし、あまり変わっていない。ストリップや怪しい風俗店、ポン引きなどが闊歩しており、現在のNYとは比較にならないほどの魔界だった。

その魔人、魔女どもがどんな日常を送っていたのかにスポットを当てている。なんてことはない話ではあるが、彼らが体を張って日々を生きる生命力には驚嘆するし、悪党の中にも仁義を通す者がいてその姿は勇ましい。

女優陣もまさに体を張った演技をしている。中でもマギー・ギレンホールはアラフォーくらいで体の線も崩れており、自信をもって人前に晒せる美貌ではないにもかかわらず、場末の売春婦を熱心に演じている。多少イタイ姿だが、プロデューサーも兼務しており、並々ならぬ情熱をもって本作に取り組んでいるのだろう。シーズン2が楽しみだ。
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