割烹

17才の帝国の割烹のレビュー・感想・評価

17才の帝国(2022年製作のドラマ)
3.6
3台の量子コンピュータが政策を立案し、17歳の総理や閣僚が決定するという近未来SFで、厨二病B級ドラマかと思いきや、何気にセンスの良いオープニングや、AIを活用した政治のDX、政治エンターテイメント、Woven Cityを連想させるスマートシティの実証実験など、興味深いネタが盛り込まれた、意欲的なドラマだ。
柄本明や星野源、染谷翔太も良い演技をしている。
総理と補佐官は厨二病気味な制服を着ていたり、政治の新しい在り方を提示して散々期待させた17歳の総理が失脚した理由が、子供の頃に好きだった女の子をAIで再現したデータが流出するというあまりにしょうもないものだったり、失恋によって無責任に補佐官辞めますのあたりもしょうもないし、終盤のまとめの残念さはある。
3台のスーパーコンピューターによるせめぎ合いはMAGIを彷彿とさせるのと、ラーメンがチキンラーメンにしか見えないのは印象深い。
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