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ハピネス -守りたいもの-のotenbalunaのレビュー・感想・評価

ハピネス -守りたいもの-(2021年製作のドラマ)
4.8
ずっと観たかった作品。単なるゾンビ作品ではなくて、極限状態での人間性について考えさせられた。ほんと病気も怖いけど、1番怖いのは人だよなぁ。登場人物はみな個性的で、それぞれの人が取り憑かれてる物があって閉鎖空間で段々狂気が増していくのが怖かった。

噛まれるだけでなく引っ掻かれても感染するという所が怖いし、特定の薬が感染源にもなりうる。でもウイルスに抗体があって発病しない人もいるというのもリアリティがあった。随所に「コロナの時は〜」という描写があったから、コロナを経験した今だからこそかなり現実的に感じられて余計に怖かった。

この作品は2021年製作だけど、その頃私はまだコロナが怖くて、コロナ後の事なんて考えられなかった。そんな時にこんな話を作れるなんて本当に凄いし、そういう時期にこの作品を放送してるのが凄いと思った。

パク・ヒョンシクさんは除隊後初ドラマということでかなりガッチリされたイメージ。警察がハマってた。ハン・ヒョジュさんもかっこよかった!2人の関係性の変化も良くて、後半脱出できるかどうかの時の屋上でのイヒョンのセリフにはセボムへの想いがこもってて泣かされた。最後の終わり方もとても良かった!この作品どこかで配信しないのかなぁ。2人をまた観たい。
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