ＩＱ１８０の頭脳をもつ天才高校生"金田一一"が幼なじみの七瀬美雪や警視庁捜査一課の剣持警部とともに難解な殺人事件を解き明かす姿を描きだす金字塔ミステリードラマ！！約８年ぶりの金田一の実写化！思い返せば最初の第一報を聞いた瞬間から第一話を鑑賞する手前までが、気持ち的には最大のピークだったかもしれない。。結論。おもに原作選び(初代の完成度を踏襲できてないリメイク３本)や脚本(とくに#1,#5,#6,#7)、演出(キメのカメラワークの緩急がない)、音楽(安っぽいＳＥ)など諸々すべての製作体制が下手すぎた。過去 歴代の初代〜四代目までのドラマ版はすべて鑑賞済み。今回の五代目もリアルタイムで全話鑑賞した。いわゆるＰＲで事前にうたわれた"日本ならでは呪いや怪談、祟りを題材とした日本謹製 本格ミステリー×ジャパニーズホラー"だが、蓋を開ければ全話にわたってホラー要素はおろか本格ミステリーの気配すら微塵もなかったという。。個人的なワンツーベストは①聖恋島②オペラ座館。第一話の学園七不思議にいたっては駆け足過ぎて、一と桜樹先輩の関係性省略に非常に萎えた。一と美雪の原作での恋仲の設定もグルメ王とカピバラに書き換えられたし、一と佐木のわちゃわちゃのＢＬ感も終始なんとならんかったか。。あと川邊優子に二度と脚本やらすな。大石哲也の脚本回はどれも良い。個人的に最終回で続編への示唆要素が皆無だったのは、そういう事だと思う(ご臨終)。次回以降、もしスペシャルドラマ化や第二期の連ドラが製作されるなら製作体制を一新して、金田一のコンテンツの在り方や世界観を再度 真剣に見つめ直してもらいたい。
