Kaji

ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え: パート2のKajiのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃくちゃおもしろかった!!!

どんどんS1からの韓国ローカライズが濃くなってオリジナルより好きだった(贔屓目)

新キャラクターが出てきたり、造幣局での閉塞感が増してきたりで心拍数が上がりっぱなし。

心理戦も作戦の変数も本家からの脱線というよりは、韓国設定を絞り上げていくためにすごく考えられて取捨選択してあるなと。
コンテンツ強国の奥行きみたり。

映像もアクションものとしてゴージャスでPOVは出るは、ハイスピードカメラあり、ドローンありで。

クライマックスの銃撃戦は、半狂乱で重機関銃を撃ちまくるパクヘスとチョンジョンソが爆イケでした。かぁっこいいっ。


個人的にはベルリンとソウルっていう分断を想起する都市名を名乗るキャラクターが恋愛とも少し違う、強い結びつきで描かれていたとこがたまりませんでした。
窮地に手を取り合う二人、いかなる分断線があろうとも人と人は手を繋げるのだと強いメッセージがあったように思います。
それを北出身背景のキャラクターで描くって。痺れます。


教授ユジテ俳優も、キーポイントやストーリーのピークで「これぞ」ってカットが入り、ユジテ俳優やっぱり「最後の顔」あまりに複雑な心理が絡まって怒りでも悲しみでも虚しさでもない、あるいはそのすべてを感じさせる演技の出汁が出てました。すばら。


各々キャラクターに見せ場があるますし、1の「え!?これでおわり?」ってとこがぜんぶ2で回収されて。
結果的には大満足です。
待ってた甲斐がありました。
Kaji

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