予告編の配信からヤバそうな雰囲気を醸し出していた韓国ドラマシリーズです。
マッチングアプリの開発者とアプリを利用して殺人を犯す犯人が描かれます。
普通の、というか、よくあるパターンでは殺人犯を追いかける開発者のドラマが予想されます。
しかし、本作ではあらゆる常識や倫理を裏切りながら、進んでいきます。
障がいや宗教、信仰、性、そして殺人とタブーにどんどん入り込んでいきますが、キャラクターが誰一人まともではありません。
全員が狂人です。
なんでそことそこがカップルになるのか。
なぜそこまで無謀な行動を取るのか。
現実とテレビゲームと電子の世界の区別がなくなります。
この監督、過激なテーマを扱う映画を多く撮り、『ハッピーエンド』も確かにむちゃくちゃな不倫劇でした。
このシリーズでもテクノロジーと人間の狂気と欲望の加速をテーマにして、容赦なく描いていきます。
『アンダルシアの犬』の現代版なのか？
現代人の夢やモラルの欠如は、電脳世界が解放されていきますね。
