いて座

らんまんのいて座のネタバレレビュー・内容・結末

らんまん(2023年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

植物の道に進むことを決めた万太郎がおばあちゃんと話すシーンでおばあちゃんが「決して許さんぞね」って言ってて、主題歌の「言葉足らずの愛を愛をあなたへ」って歌詞とリンクしてるような気がして泣いた。 厳しい人だなって思ったりしたけどお母さんの代わりとして綾と万太郎を育てて峰屋のことも守っていて素敵な人だった。

竹雄の万太郎呼び良い。東京に来てから2人の親密度が高まったなって感じたし、上下関係がなくなって各々お嫁さん見つけての道を進み始めていくの幼なじみとして理想だしとっても素敵。竹雄と綾2人のシーン甘酸っぱくて好きだしキスシーンも良かった。

タイトルの「らんまん」にはおばあちゃんの願いが篭ってるんだなとしみじみ思って前半終わったけど、後半からオープニングも一新して万太郎と寿恵子の新生活が始まる感じが良い。

「寿恵ちゃん」と「万ちゃん」呼び尊すぎる。

子供の名前の候補をいろいろ送ってくれてたけどどれも女の子用で男の子だったらどうしてたんだろうって。結局「園子」って名前つけてたけどめちゃくちゃいい名前だなあ。
気づいたら5人くらい子供がいてびっくり。

波多野が藤丸にうさぎの手ぬぐいみたいなの渡してて「下手だな〜」って言うけど全然上手くて笑った。

震災のシーンで十徳長屋がボロボロに崩れてて、これで十徳長屋のシーンの撮影も最後なんだろうなって思うとどういう風に撮影したのか気になる。

最終週の1話目で急に語りの宮崎あおいとおばあちゃん役だった松坂慶子が千鶴役として出ていて、良い意味として朝ドラそういうことやるよねって思いつつ、最終話の初めに主人公たちが亡くなった後の世界を描いているのがメンタルとか終わりの迎え方的にも良かった気がする。練馬にあるという記念庭園行きたい。

図鑑の完成のためにこれまでに関わってきた人たちが手伝いにきてて、その中にムロツヨシがいたけど見間違いかと思ってびっくりしたよね。

図鑑にいっぱい植物が載ってるっていうところから寿恵ちゃんが「らんまんですね」っていうの良い。
おばあちゃんが亡くなる時に「らんまんじゃ」って言ってたのもよく覚えてるから、草花に対してだけじゃなく万太郎も周りを笑顔にさせてくれる力があるのかなって思ったりして。

主題歌は寿恵ちゃん目線で書かれた曲ってどっかで聞いたけど寿恵ちゃんに限らず家族や友人、周りの人から見た万太郎も詰まってそう。
いつも字幕で見てるから、最終話で万太郎と寿恵子が2人で図鑑を見てるシーンで流れてきたとき2人のセリフだけじゃなくて流れてた主題歌の歌詞にも注目してしまってさらに泣いた。

図鑑を完成した万太郎もだけど、峰屋を畳んだ後でも頑張って生きてお酒の研究して「希峰」っていうお酒を完成させた綾もすごい。2人してそれぞれの夢を叶えられて良かった。

なかなか一筋縄ではいかないけどそれがドラマの醍醐味だし、愛と夢に草花溢れた作品で見る度にほっこりした気持ちにもなれた。万太郎と寿恵子が最後までお互い相思相愛だったの良かったな〜
半年間お疲れ様でした!
いて座

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