KengoShibata

モテキのKengoShibataのレビュー・感想・評価

モテキ(2010年製作のドラマ)
5.0
もう何周見たかわからないですが、気がついたら1話から見てしまいます。いちいち共感できる幸世の性格、優しいけどどこか斜に構えてて自分の矛盾を抱えてもがいてる。あと女性側の考え方とか生き方も何度も見てるうちに理解できてきました。
主人公目線だと、女性って怖いな〜とか思ったりもしてたけど、実はそんなことないし慈悲深い部分もあって。

スーパーカー、ソウルセット、大江千里、フィッシュマンズ、スチャダラパー、電気グルーヴ、小沢健二、岡村靖幸などなど出てくる音楽や東京の街のリアルさとかでカルチャードラマとしても素晴らしいです。

美術の凝りっぷりなんて言わずもがな凄すぎます。幸世の着てるシャツはだいたいレアなバンドTだったりして…。。
漫画棚もすごいので、是非注目してみてほしいです。

幸世の部屋には面白い漫画めちゃくちゃあります。
いましろたかし作品や古谷実作品、新井英樹のぶっとい新装版の漫画などなど持ってる漫画のセンスがめちゃいいです。

むしろこんなに漫画読んでたらそれを活かして何かできそうでもあるが…と思っていたら映画でナタリーに就職するという素晴らしい展開。。完璧です。

細かいディティールもすごくて、例えば2話の「打ち上げ花見」へのオマージュは素晴らしすぎて鳥肌ものです。

恋愛、成長、ライバル、カルチャーすごいいろんな要素が上手く絡み合った最高の作品です。
色んな人のバイブルになり得るドラマだと思います。
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