現代トルコを描いた8話のドラマ。

トルコといえば、1937年に政教分離しているので、都市部ではヒジャブを被った女性はあまり見かけない。
18歳からアルコールを飲んでもいいし、また、2014年には日本よりも早く夫婦別姓が認められている。

この様にイスラム教の国ながら、かなり開けた国だとは思うのだが、このドラマでは国内の価値観の分離が描かれている。

①妻ルイヤと夫ヤシンの夫婦。
この夫婦には子供も二人居るが、ルイヤは精神が不安定で、自殺未遂して入院したりもしている。
ルイヤが不安定なのは、ヤシンがモラハラ気味だからか？

②ヤシンの妹メリエル。ヤシン夫婦の家に同居中。ルイヤが不調なので家事はメリエルが担当している。
週３で都会の音楽クリエイター、シナンの家で、通いの家政婦をしている。シナンはプレイボーイで女性の出入りが多いが、片思い中。

③メリエルは興奮すると気絶するので、精神科医ペリのところでカウンセリングを受けている。
ペリは内心、ヒジャブを被って宗教に敬虔なメリエルを小バカにしている。ヨガ教室で女優のメリッサと知り合い、高ピーがあるところを指摘される。

③ペリがカウンセリングを受けている、同業者の精神科医グルビン。
彼女もペリが古風な考え方の人間を小バカにしていることを見抜いている。シナンの恋人。
グルビンは身体障碍者の弟を巡り、敬虔なイスラム教徒の姉と対立している。

④ヤシンが信頼しているホジャとその娘（ホジャとはイスラム教の牧師みたいな人）。

が主な人間関係で、それぞれがどこかで関わっているという設定。


①の夫婦が、妻が過去の因縁と対決しようと出身の村に帰ると、結果気が晴れて明るくなるのだが、その原因は分かったけど、あんなリンチに合ってることが分かってスッキリする…とうのに引いてしまった（汗）。

②の精神科医ペリの悩みというのがよく分からない。
自分が高ピーだったことに気付いただけ？

④ホジャ親子を出す理由もよく分からなかった。娘さんが同性愛ということなのか？

トルコの事情がよく分からないので、平均に比べてどうなのか、というところが分からず、
もっと各自が密接に繋がっているのかと思ったらそうでもなかったので、
設定は何かありそうで面白かったのにな…という感じでした。