バナバナさんの映画レビュー・感想・評価

バナバナ

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

マンガ原作だそうです。
主人公のテナーサックス奏者、宮本大がどうしてジャズに惹かれたのかは端折られています。
でも映画の流れからも、この部分はわざわざ入れなくても大丈夫でした。

登場してからすぐ東京
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.0

ハーパーはメンヘラ夫との離婚騒動で傷付き、田舎町のコテージを借りて、しばらく一人暮らしをしようとする。
しかし、変質者に自宅を襲われそうになり…と、
日本でも昨年、20代前半の若い人気女性YouTub
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ザ・マミー(2017年製作の映画)

2.2

ホラーと謳ってるが、全くホラーではない。
メキシコでは一般人がマフィアに拉致されて殺される事件が多いらしく、社会的な内容だった。

11歳のエストレヤは普段は学校に通っている普通の女の子だったが、母が
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.2

全国大会近畿予選がダメ金に終わった前作、3年生は引退し、新しい吹奏楽部の部長は2年生の黄前ちゃんだ。
顧問の滝先生は、次の目標を12月に行われるアンサンブルコンテストに設定する。

アンサンブルコンテ
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

安西こころはクラスの女子からイジメに遭い、不登校になっている。
今日も学校に行けず家に居ると、急に鏡が光り、中に吸い込まれてしまう。
こころが意識を取り戻すと、海の中の孤島に浮かぶ古城の中に居た。
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

3.5

もう一昔前の方が、週刊誌やマスコミの人権侵害って一般人に対しても酷かったけど、昨今の風潮に物申したい作品なんでしょうね。

笹は元々は新聞記者になりたかったが、両親も無く、大学も出ていないので、今は週
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正欲(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

こりゃまた、性欲というかフェチのお話ですね。

本作の中では、桐生夏月(新垣結衣)、佐々木佳道(磯村勇斗)の中学生の同級生ペアと、
諸橋大也(佐藤寛太)、神戸八重子(東野絢香)の大学生ペア、
あと、検
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.0

マーティン・シーンが主演。
アメリカの眼科医トムの下に、息子がスペインに巡礼に行った初日に急逝したとの連絡が入る。
長らく息子とは疎遠になっていたトムだったが、遺体を引き取りにスペインに向かうと、その
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

離婚してバツ1子持ちで故郷に帰ってきていた里枝(安藤サクラ)は、他所から移り住んできた谷口(窪田正孝)と知り合い結婚。
下に娘も生まれ、幸せな結婚生活を営んでいたが、突然谷口は職場で不慮の事故に遭い、
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.3

貿易で裕福なアルハミトと、貧しいが豊かな自然と水に恵まれたバイカリは隣接しているが、何度か衝突し、今回の停戦ではアルハミトは国一番の美女を嫁に、バイカリは国で一番賢い若者を婿に、お互いの国にやることに>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

1.0

ふっるーい!
演出がふっるーい!
悪魔に憑りつかれた描写が『エクソシスト』の頃と変わらん!

主人公のラッセル・クロウが演じるエクソシスト・アモルト神父は、第二次世界大戦の頃にパルチザンだった…という
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市子(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

もうAmazonで観れますよ! ありがたや。
宮部みゆきの『火車』みたいな話だと聞いていたので、覚悟を持って視聴。

長谷川からプロポーズされた時の涙。
あれは、普通の恋人の様にわたしも愛する人からプ
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

2.8

なんか、昔の作品の方が演出が締っている感じがするのだが、上映時間はほとんど変わらないんですね。
ダンスの振り付けや、ナンバーの間の普通のドラマのところも、全体的にパっとしない。
こんな地味な『ウエスト
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

本作もジャケットがずっと気になっていた作品だったが、やっとNetflixに下りてきてくれたので鑑賞。

書道教室をしている尾野真千子とあみ子の関係は、最初親戚の子供を預かっているのか?とよく分からなか
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そばかす(2022年製作の映画)

3.0

よくFilmarksでジャケットを見かける作品でしたが、ようやく観ることができました。

三浦透子さん演じる30歳の佳純は恋愛に興味がなかったが、母親に騙されて見合いをすると、意外と相手と考え方が合い
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ヒトラーを欺いた黄色い星(2017年製作の映画)

4.0

ドイツでは戦時中、ナチスによりユダヤ人は全員強制収容所に送られた、となっていますが、実際は全国に7000人程潜伏し、終戦までに1500人程の方が生き延びたそうです。
本作は、2017年にそのことをドイ
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英雄の証明(2021年製作の映画)

3.3

タイトルに着いている“英雄”とは、何か凄いことをした人が主人公なのかと思ったら、全く違いました。

主人公ラヒムは離婚した妻の兄から大金を借りていたが返せなかったため、民事で投獄されており、今日は2日
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

2.5

大恐慌時代、スタンという青年が地方のカーニバルを廻っている見世物小屋集団に流れ着く。
スタンはそこで、コールド・リーディングの技術を身に着ける。
スタンは見世物小屋で知り合ったモリーと独立し、都会の高
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.2

『チャイルドプレイ』のチャッキーというよりも、主人公のミーガンはAIで動いているので『モーガン プロトタイプL-9』に似ていました。
やっぱりサイボーグやアンドロイドよりも、見た目がロボットの方が味が
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.7

主人公オリヴァーは父親がヤクの売人、母親が精神疾患者という労働者階級の家庭から、オックスフォード大学に奨学金で入学した。
大学の寮はパブリックスクールからオックスフォードに進んだ子弟がほとんどなので、
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

なんと冒頭でジョン・コナーが!?
60代のリンダ・ハミルトンと70代のシュワルツェネッガーを出すならこうなるわな、というストーリーでした。

シュワルツェネッガーはターミネーター(サイボーグ)の筈なの
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.2

冒頭で『この物語はほとんど実話です』とテロップが出てきますが、実際とリンクしているのはギレンベック将軍の暴露スピーチだけで、その他は脚本を膨らませた、ほとんどフィクションみたいです。

ギレンベック将
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バンデットQ(1981年製作の映画)

2.2

アマゾンプライムで『バンデットQ』で検索すると放映期間終了と出てこないが、『Time Bandits』と原題で検索すると見つけられます。

親が子供を放置気味の家庭の、歴史好きな少年ケヴィンのクローゼ
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ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)

3.7

アメリカで実際に起きた、オピオイド系鎮痛剤スプレー“サブシス”の販売促進のために医療関係者に賄賂を贈るなどの罪で、製薬会社インシスの創業者ジョン・カプール(インド出身)や重役たちが有罪となった事件の映>>続きを読む

デリシュ!(2021年製作の映画)

3.8

1789年、フランス革命前夜のシャンフォール公爵領。公爵が宮廷での地位を得るための大事な会食が行われていた。
料理長マンスロンが作った料理は客人の貴族達から絶賛されたが、一部に彼オリジナルのジャガイモ
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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

2.8

イギリス・アメリカの連合軍が地中海側から上陸する地がシチリアであるとナチス・ドイツも分かっていたのだが、どうにかギリシャ・サルディーニャ方面であると誤解させるために、遺体に偽情報を持たせてナチスのスパ>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

2.2

もしアメリカがサイバー攻撃を受けたら…という話。

ジュリア・ロバーツ演じるアマンダとイーサン・ホーク演じる夫、またその二人の子供達が、週末をゆったり過ごそうとプール付きのロングアイランドの邸宅をレン
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.0

前作のおおまかなストーリーは覚えていたが、里子兄弟全員が能力者になった事はスッカリ忘れていた。
今回は主人公のビリーよりも、その弟分のフレディに焦点が当たっている感じ。

ヘレン・ミレン、よくこんな作
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

観に行きそびれていたが、もうアマプラでやってるやん!
と、喜んで鑑賞。
しかし、冒頭からワンシーンが長く、こりゃあ映画館で観ていたら確実に寝てしまった可能性大だったと悟る。

映画の中のターは、ベルリ
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.4

終戦後も10年間ソビエトに抑留された日本人兵士の中に、ロシア語がペラペラの山本幡男さんという方が居て、その方の伝記映画。



映画内でも説明しきれていない部分をWikipediaより抜粋。

山本幡
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

韓国の飛行機の中でバイオテロが行われた。

地上には刑事で肝っ玉父ちゃんのソン・ガンホ、またリーダーシップのある理想的な国土交通大臣にチョン・ドヨン、
機内にはイ・ビョンホンがいるので、何とかなるのだ
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共謀家族(2019年製作の映画)

3.4

中国の製作だが、タイ人監督で舞台もタイの中華系の家族の話。

リーの娘、16歳のピンピンが学校のサマーキャンプで、町の警察局長の不良息子スーチャットにレイプされ、映像を撮られてしまう。
その映像で更な
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

暴対法が施行されたのが1992年からですが、原作は1990年に出版された佐木隆三の小説『身分帳』。
前科10犯、延べ23年間の刑務所生活、また成人してから2年以上続けて娑婆で暮らしたことがないという人
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

3.0

犯人最初から分かってるし、そもそも冲方が凄いバトラーだったら「あの方は大事なお客様です」と上司に紹介された時点で、どこの誰かはしっかり覚えて、殺された時も身元はすぐ分かるよね。
盤若千弦は自分の彼氏と
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.7

前作は父親が娘を探す話だったが、今回は娘が母親を探すという、全く違う家庭の話。

前作は24時間以内~2日間の間くらいの出来事だったけど、今回は1週間~10日間?くらいの間で起こる。
冒頭では、娘は母
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ダンシング・ベートーヴェン(2016年製作の映画)

3.5

Amazon primeで観られたので視聴。

ベジャール・バレエ団と東京バレエ団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団が共演した東京公演に密着したドキュメンタリー。
いつの公演かと思ったが、ベジャー
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