このレビューはネタバレを含みます
以前からタイトルだけは知っていたドラマのため、興味があり閲覧。
ドラマの始まりは真っ白のワンピースに血糊が付着しており、トイレにて血を洗い流すシーンから始まる。動揺もせずただ淡々としているので、この女性が殺人事件を起こしたのか?と思わせるスタート。
そこから、日にちが遡ってこの血のシーンまでの期間と、その後が丁寧に描かれている。(約30分✖️32話と話が長い為、丁寧な描き方をしていると感じました)
主人公である弁護士オ・スジェ(ソ・ヒョンジン)の表情や佇まいが美しく、とても素晴らしいお芝居をされている。絶対負けない強さの中にも、感情を押し殺して這い上がってきた意地をひしひしと感じる。冷ややかな眼差しもカッコいい。
ロースクール生である、コン・チャン(ファン・インヨプ)の過去に胸が苦しくなった。どれだけ辛い人生を送っていたのか... 家族も誰も信じてくれない状況の中、彼にとって唯一自分を信じてくれたスジェの存在が今も昔も希望であり、信頼できる人が1人いれば充分だという言葉の重みを感じた。
TKローファームの重役である、チェ・テグク(ホ・ジュンホ)の重々しい雰囲気も素晴らしい。
個人的にはSPパートナーズのユン・セピル(チェ・ヨンジュン)の黒縁メガネ姿が魅力的。
様々な重鎮たちの圧力に屈せず立ち向かっていくストーリーだが、最後の畳みかけがあっという間すぎるように感じたので、ラストスパートはもう少し時間をかけて描いてもよかったのではないかなという印象。
そして、チェ・テグクの最期が自殺...というのは、負けたくない彼のプライドからかもしれないが、罪をきちんと償って欲しいと思った。
とにかく話の展開も1話1話「これからどうなるの!?」とワクワクさせてくれるし、とても見応えがあった。