群像劇としての整理の仕方はややあざといが、彼女らの口から飛び出す「選択的シングルマザー」や「カウンセリング」「セックスレス」などの話題は（ドラマで耳にするのは）新鮮で、展開も目新しかった。
多少賛否両論がありそうな遥の選択も、安易な方向に逃げなかった故の結末といえる。『セックス・エデュケーション』に追いつくための第一歩。
そしてサイバーエージェントの「連続ドラマなんてわざわざ追うのは女だけ」と割り切った企画とKPI至上主義はさすが（詩の恋人の衣装の使い回しは、「フランス人は10着しか服を持たない」じゃないんだからって感じですが）。21世紀を代表するテレビ制作・編成・マーケですね。
