平凡な街にある平凡な猫カフェにいる5匹の個性豊かなネコたちは、不思議な金色の招き猫『びたたまゴールド』に導かれ、"ネコ戦隊 びたたま"になった。
彼らは町の平和を乱す悪の秘密結社『マタタビ団』の魔の手から、今日も町を守り続けるのであった。

本物の実写ネコにコスチュームを着せ、気ままに動き回るさまを撮影し、声優がアフレコする形式の戦隊もの作品です。
本作もFilmarksに登録がなかったので、リクエストして登録いただきました。いつも迅速な対応誠にありがとうございます。

毎日放送のアニメ枠『スーパーアニメイズム』の末尾に放映された短編作品。
本作はアニメではないのですが、通常短編アニメが放映される枠に放映されたこと、アニメ声優が声をあてていることから、アニメ枠で語られることが多い印象があります。
一応、5匹のネコは、戦隊カラーのコスチュームに身を包み、悪の秘密結社と対峙するのですが、勝手気ままなネコにそんな器用な演技ができるはずもなく、寝転んだり飯くったり寝転んだり寝転んだり遊んだりと好き勝手する様に無理やり声をあててそれっぽくした感じがあります。
ネコ的には何も考えてないようなシーンが、必死の声優の演技でカバーされていてほっこりします。
戦闘シーンもなく、5匹のネコがのんべんだらりと過ごす短編映像で、戦隊モノですが、戦隊モノのフォーマットは踏んでいません。
マタタビ団も、軽いいたずら程度の悪さしかせず、びたたまがそれに具体的に対処するようなシーンもないです。
なぜびたたまになったのか、びたたまである自分をどう思っているのか、それはネコのみぞ知る感じですね。

一話2分くらい、DVD版で全14話ですが、ストーリーらしいストーリーもないです。
ちなみに途中で突然ブルーが迷い猫になったため退場して、終盤で復帰します。
不在の間はルンバにブルーの顔写真をつけて動かすという雑な対応をしていたのも面白かったです。
ネコ好きであれば観ても良いかと思います。