ヒーローもののパロディという事でもっとシュールなギャグコメディかと思ったら真っ当にファシズム、プロパガンダ、戦争批判作品だった。
いわゆるヒーローは実はいい奴じゃなかった系のパロディだけど真っ当にヒーローとは何たるかを考え描いている。
30分1シーズンでよくまとめたなと思う。
特に後半からは引き込まれた。
個人的には色んなスタイルのアニメが実写にミックスされて描かれるところもキッチュでポップな魅力になっていて好き。
ヒーローにおけるクィア(ゲイ)表象に興味ある人は必見。
男らしさを求めるヒーローものでは常に避け続けられたテーマであり、まさにその批判になっている。
各ヒーローが元ネタに似すぎて心配になる反面、もうそのものに置き換えて見てしまった。
マーベラスマン=スーパーマンがアジア系なのも良かったです。