8話完走。まあ観るべき作品ですね。
映画の文法で語られていて、ドラマシリーズという感じではないです。世界には8時間の映画とかもありますしね。
旧日本軍が何をやっていたか鮮明に描かれていて良かった。毎週のように新作映画が公開されて、ドラマも毎日放映されているのに、旧日本軍を描いた作品が少なすぎると思う。近年の日本の政界を観ていると、本当に良い方向に向かっているのか、世界が良くなっているのか疑問だ。
最後のシーンを観ながら、いつの時代も人以上の人はいないのだ、というようなことを思った。
朝鮮人ながら祖国を追われ、日本で暮らす主人公たち。その2世3世ともなれば、彼らの故郷は日本ということになる。考えるのは、そばにいる子どもたち（自分の、あるいは同じ朝鮮人の誰かの）が大人になったとき、自分たちより楽な生活ができているかということ。そう考えるとき、国籍などは何も関係がないはずだ。日本人だろうが韓国人だろうが子どもには平和で豊かに生活してほしい。差別などされず、苦しい思いもしてほしくはない。
戦時中、旧日本軍が朝鮮の人々に対して行ったことは、いくら謝罪しても許されるものではない。人として彼らに間違った行為をしていた。
反日だ、捏造だ嘘だと否定するヒマがあるなら、なぜこのようなドラマが生まれ、評価されているのか考えた方がいい。
フィルマークスにはないが、Pachinkoに対する一部の日本人が書いたレビューは、いまだに朝鮮の人々に対して差別意識があることを証明している。
