説明のなかで幻覚剤だの洗脳するための薬など都合あわせの部分が目立つ。佐藤二郎の説明を聞くより、すぐ現場に行ってほしかった。映像の質感は好きでした。
感想色々と迷うが、ひとこと。
特別な作品ではなく、自分とだれかにとって特別な作品でありますように、とそんな作者の願いが垣間見える作品だった。
独特。ミシェル・フランコがこんな感じじゃなかったか。一般人が犯罪行為に走るまでが綿密に描かれる。前作同様まさにノワールという作品。
ユダヤ教もカトリックも知識がないので、信仰心とは何かという視点でみた。
この話の主人公は柴咲コウか哀川翔じゃないといけない。フランス版は絵的に美しく、落ち着いた雰囲気がまぁなんとも良い。そもそも話がおもろい。どんどん迷路にハマっていき、もう引き返せない。公開当時、ルンバル>>続きを読む
複雑すぎて集中を保てなかった。「凱里ブルース」でやったことをさらに追求。
他人の記憶の断片を覗き見ているようだった。カメラは人の心をのぞく窓にもなることを示していて、それは散文詩的だとでも表現できるが、カメラはあくまで客観視点、誰かの視点ではなく、そこは映画でしかなかった。>>続きを読む
やりたいこと集めたら長くて変な話ができて、最終的に良い話みたいな雰囲気で見せてくるけど、いやダメだろみたいな珍映画。前半がっつりいらないと思う。
劇中劇の絡め方や時系列が前後しても絶妙なバランスを保って混乱しない点が凄い。シーンの移り変わりの部分が今敏監督作品の特徴で、この作品はかなり実写映画に近いものを感じた。観るものを幻惑しながらも、しっか>>続きを読む
子どもからすると小学校と家が世界の全てであり、社会そのもの。この短編に出てくる大人たちは、そんな限られた世界を生きる子どもにプレッシャーを与える存在として描かれている。じゃあ害悪かと言われるとそうでは>>続きを読む
20年ぶり再見。ひたすら悲しい。
兄弟で殺しあうというのが朝鮮戦争で、人類にとっても大変悲惨な歴史だと感じる。日帝についていくら調べても軍人精神というのはついぞ理解できなかったが、戦場の極限状態のなか>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
口に出すのが躊躇われる、怒りとはちがう他人への不満がひたすら溜まる感じ。胃がどんどん重たくなる前半から中盤の展開はたまらない。
デンマーク家族の夫は音楽を聴きながら涙を流したり、会話している相手からそ>>続きを読む