MWMかえるさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(326)
ドラマ(9)

未知との遭遇(1977年製作の映画)

4.0

〝国境がない世界を想像してごらん/やがて世界はひとつになるんだ〟と歌うイマジンの世界。

下らない幻想といえば終わってしまう。
これを大真面目に撮影してこそSF映画である。

20年前はじめて観たとき
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イップ・マン外伝 マスターZ(2018年製作の映画)

4.5

本編とは監督が異なるが、これも「イップマン」シリーズの魅力が詰まった一本。

勧善懲悪の王道ストーリーだが、王道を生きるのは裏道をいくことよりも難しいものだ。

イップマンとの正当継承争いに破れたチョ
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.5

必見クラス。

映画監督としてのメル・ギブソンというと、人間の残虐性や暴力性を包み隠さず撮るイメージがある。

自身がカトリック教徒であることを考えると、この作品を撮った理由もわかる気がする。

沖縄
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

最新作「TENET」と関連性あるかも、と数年ぶりに再鑑賞。

レンタル開始当時に観たきりだったので、タイムカプセルを開けたような気分で、こんな話だったっけ? と驚いた。

序盤から倒れるドミノの如くハ
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[リミット](2010年製作の映画)

3.5

アイデア一本で最後まで突き進むソリッド・シチュエーションのスリラー。

ホラーの古典である〝早すぎた埋葬〟の現代版アレンジで、この作品では埋められた側から物語を展開していく新しいものに挑戦した。

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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.0

ドラマ版の派手なBGMなどを使わず、静かなトーンで語られていて観やすかった。
ドラマの延長をやるわけではなく、ちゃんとした単独の映画である。
まあ、あのうるさい曲は最後に流れるけど。

柴崎コウがなぜ
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目撃者(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

韓国映画のサスペンスものにしては珍しくややテンポが悪い。
音楽の入り方など、ところどころ連続ドラマ風の雰囲気がある(はい、ここでまた来週!みたいな)。

犯人は終始捕まる気満々の大胆な行動に出ていて、
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.5

謎の高揚感。

開始数分で、WTF!? どうすんねんこれ状態。

ストーリーよ、ストーリーのテリングの話。
映像も脚本も細かいところ妙に良く出来てたりするし、ここ数年観た映画ではいちばん奇妙な味わい。
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裏窓(1954年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いま観ても色褪せない。
全体的に演劇に近い上品な雰囲気がある作品。

「裏窓」という題名らしく、とある窓から見える光景から映画ははじまる。

長回しでぐるりと周囲をアパートに囲まれた街の一角を映し、
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

4.0

親と子、またその親の親。
終わってもまた繰り返される悪夢的な構造。

クローネンバーグの作品はクリーチャーやグロテスクな表現に目がいきがちではあるが、その裏にあるものを無視してはいけない。

この後「
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

4.5

この国はどこかおかしい。

映画「新聞記者」の原作を書いた女性記者に密着したドキュメンタリー。
実録映画としてしっかりとした作り。
気持ちがのっていて、心動かされます。

記者の密着を観ると、いま本当
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ザ・ヴォイド 変異世界(2016年製作の映画)

3.5

主人公が保安官で病院が舞台になるところはホラーの定番ながら、「サイレントヒル」やクトゥルフ神話、「遊星からの物体X」などにインスパイアされたらしい謎クリーチャー好き好きカルト教団サイコ野朗がのそのそ出>>続きを読む

武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)

5.0

ふだんはNetflixやAmazonで洋画を観ている。最近は韓国映画に夢中だ。

時代劇自体あまり観ないし、ましてや毒見役の平侍が主人公のはなしなど想像も及ばない。

驚くべき物語だ。

知らない世界
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コンフィデンスマンJP(2019年製作の映画)

3.5

幾つかある有名映画のパロディシーンは本筋と絡むわけでもなく、安易に見えた。

台詞で状況説明をひたすら繰り返しているが、キャラクターの説明はあまりなく、ドラマ版を観ないとややわかりにくい。

三浦春馬
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.5

とにかくストーリーが良い。
しかも75分。明らかに低予算。
見事という他ない。

甲子園がなくなった今年、さらに観るべき映画になった。

爽快感あふれる青春群像劇!!

ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

アクション映画にありがちな構成ながら、人体との融合/解脱を繰り返すシンビオートの細かい描写で圧倒する。

アベンジャーズとは絡まないようだが、続編を意識した作りになっており、こちらはこちらでシリーズ化
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

うーん面白い!

構図とかアイテムの使い方、台詞の使い方とかが気になって肝心の推理とかは出来なかったけど、まあとにかく脚本や画の構成がイイ!

ダニエル・クレイグ演じる探偵のキャラクターはちょっと弱い
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.0

「イングロリアス・バスターズ」や「ジャンゴ」より遥か前に語られるべき悲しい物語。

終盤あたりでこの話は「もののけ姫」の精神的な兄妹なんじゃないかという気がした。
主人公はイギリス人にすべてを奪われ、
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アンダードッグ 二人の男(2016年製作の映画)

3.0

最後は四つ巴の争いになりどうなるかと思ったが、とくに驚くような結末ではなかった。
テンポが悪く、見所も少ない作品。
マ・ドンソクやSHINeeのファンは喜ぶのかな。

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.5

淡々と出来事を切りとっていき、台詞などの端々からだんだんと登場人物たちがどういう人物なのか浮かび上がってくる。
映画として凄くレベルが高いと思う。

なんでこう出来ないのかと思う作品はたくさんある。

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.5

架空の話ながら考えさせられる内容。
漫画原作の大作映画だし、はやく地上波で放映すればいいのに。

冒頭の戦闘シーンから気合いが入っている。徐々に熱量が上がる、わかりやすく観やすい娯楽映画の構成。
柄本
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

4.0

解釈は難しいけど、なんとも言えない味がある。人間臭くて、不安定な感じだ。
文学っぽさを感じる。
ノア・バームバッグは本が好きなんだろう。

この人の映画は会話の組み立て方、話を展開していくテンポが良い
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.5

ペンキのような血のりと甲高い銃声、パワーワード飛び交う広島・呉の昭和暗黒史。

めちゃくちゃなカメラワークに、強烈な広島弁の台詞、初っ端からフルスロットルで突き進む、いま見ても圧倒される。

タランテ
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.5

アート性が高い作品。A24。

心にくる内容とは思うが同じ構図の長回しの連続があってやめようかと思った。

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