イギリスの片田舎でのboy meets boyの物語。
青とオレンジを基調とした彩度の高い映像がポップで現代的。
セクシュアリティの悩みを抱える人物がメインなんだけど、描写が丁寧で湿っぽくなく、軽やかでハッピーに溢れてる。
手繋ぎ・ハグ/キスで恋仲かどうかが明確に線引きされ、それ以上の描写がないのも高校生らしくて軽やか。
この多幸感の源はなんだと考えていたら、「劣等感や悲壮感を物語の原動力にしてない」という批評を見て納得した。
原作はイギリスのグラフィックノベルで、原作者が制作総指揮・脚本をしているとのこと。
通りで随所に可愛らしいアニメーションが散りばめられているわけだ。
ちなみに原作者はアセクシュアル・アロマンティックであるらしく、常に本を手にしていたアイザックはまさに自身を投影したキャラクターなのかな。
だとしたらシーズン2で掘り下げられるのが楽しみ。
それにしてもこのテンションで30分8話は一瞬。
多幸感の暴力。最高。