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マザーランド:フォート・セーラム シーズン1のIKのレビュー・感想・評価

4.9
スローダンスを踊るあの瞬間が続いてくれたらいいのに。グリーフで憔悴しきっているラエルの姿に胸が痛むし、最初はこの3人でやっていける?と思っていたし、実際反りも合わないし衝突することも多いけれど、アビゲイルがラエルのことmy sisterと呼んだこともmy girlと呼んだことも言い得ない感動があった。
軍というかウィッチは基本的には血による継承の家母長制で男をつがいとして子を産むことに抵抗がないというか推奨されてる感じがゔっ…となるけど、ラエルと彼があの夜寝転びながら話してる感じも良かった。
生まれた地を離れても国境を越えても追われ迫害され続け家族も友人も殺されていき、それは私は戦うと決意するまで続いた。というアルダ将軍の言にこの人の持ち続ける姿勢はわかったけれど、大統領へのあれは明らかに度を越していてギョッとする。訓練生を実戦に用いたことも。
シラーのような人にとても魅力を感じるので、二人の行方はわからぬけれど愛する人と心が安らぐ時間が誰にだってあってほしい。そしてタリーのことめちゃくちゃ好き。
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