このレビューはネタバレを含みます
平成2期のオーズ以降くらいから、ぱっと見のビジュアルやキャラの雰囲気が若年層向けに寄ってってるな〜という懐古厨メンタルのせいでライダーからはしばらく離れてた勢。
ビルドはビジュアルがシンプル、俳優さんもチャラチャラしすぎてないなということで久しぶりにライダーシリーズ視聴。
まあ面白かった!
全体的にかなり演技のレベルが高く、ストレスフリーで最後まで観れました。ライダーのビジュアルも好きです。
ストーリーに関してだと、スカイウォールで分断された世界のピリついてる感があまりなかったのがうーんポイント。
勿論基本は子供向けだし過激すぎることはやれないと思うので欲張りな意見ですが(予算的にも)、戦争という強めのワードがあるせいでそのへんの描写をぬるく感じてしまう部分もありました。
キャラの掘り下げも全体的に甘いかなーと。掘り下げをしてる暇もないくらい他の情報が多すぎたのかなという印象。
あとこれも本当に言っても仕方ないことですが、新アイテムが鬼の速度で更新されるのでそれぞれのキャラの強さがよく分からないというか…。
精神的な成長は多少ありますが、如何にして相手を攻略して倒すかっていう工夫を丸投げのパワーアップでぶっ倒してるのでそこの爽快感は欠けますね。
大元のエボルトらへんが何が狙いだったんやー?破壊できりゃいいのかー?うーん、て感じで終盤はあまりノれなかった。
ベルナージュも結局あんま絡まず、エボルトと10年も一緒にいたマスターから何か打開策とか出るのかと思えば最後まで目覚めなかったし、勿体ない要素というか、素材が多すぎてまとまらなかった感。
ただいっちばんラスト、新世界で再会した戦兎と万丈がアバンの語りをし始めたとこで「まあ、いっか」となった。
これまでのアバンに他のメンバーも出演してたし、つまり違う世界でもみんなどこかに記憶が残ってて、だんだん思い出して合流していくのかな。と思うとちょっとホッコリ。
分かっててもこーゆうオチは好きです。