このレビューはネタバレを含みます
子どもが子どもだけで大きすぎる問題(奇しくも新興宗教にまつわる)を解決しようとすることにフィクションとしての説得力がやや欠けて若干物足りなかった。これは子どもがこういうことするなんてありえない!ということではなく、現実世界ならあり得ないこともあり得で良いのが物語の特権なんだからもっとバキバキに有り得なさを貫いてよ!という感じの意味。30分×7話にそれを求めるのがそもそも間違いなのかもしれないけど、それにしたって「どんな嘘も誰かが信じれば真実になる」という教祖のムスメのことばにこの物語のあえて回収しない部分を収斂させようとしたことは、謎の残し方自体は好きだっただけに残念だった。