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ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋のminaのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

それぞれの話につながりは全くなく、1〜6話で内臓が出て7話は顔が弾け飛び、必ずグロテスクな描写があるバッドエンドのシリーズだと思いきや8話だけグロなし(怪奇現象、幽霊は出る)ハッピーエンドでテイストが違った。
映画ほど長くないので気軽に観られた。

印象に残ったエピソード↓
4話「外見」
愛らしいキャラクターの主人公が、夫を剥製にし、"美しく"なって画面の向こうの視聴者に現実を突きつけるように嘲笑う、外見にまつわる物語では珍しいオチでちょっと驚いた。夫婦の食事がいつもレンチンでぼーっとテレビを見ながら貪ってたのはどういう意味があったんだろう。手っ取り早くものを得ようとする→「塗るだけで美しくなるクリームを使おうとする性格」への示唆? 

5話「ピットマンのモデル」
主人公以外が絵を見ると闇に魅了されてしまう理由がいまいち腑に落ちなかったけど衣装、美術、舞台設定が好み。

7話「観覧」
謎の生物が本能的に危険を感じる造形でシリーズを通して1番怖かった。前半が冗長に感じたけど、キャラクターの設定や後半の展開はコミカルで楽しかったのでもっと深掘りして続きも描いたものを一本の映画で見てみたいと思った。

8話「ざわめき」
ホラーというよりヒューマンドラマだった。暖かみのある画面と仲の良い夫婦にほっこり。
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