このレビューはネタバレを含みます
「アダムスファミリー」のスピンオフ。
60年代シットコムでも90年代リブート映画版でも2010年代CGアニメでも、アダムス家長女は、無愛想寡黙で不気味さを演出する存在のひとつに過ぎなかった気がする。右手のハンドや毛むくじゃらのイットと同じ重さ。
主役に据えられたウェンズデーは、ニコリともせずに、不幸そうな辛辣家は変わらない。が、ジェナ・オルテガはとても可愛らしい美少女で、人外の学園が舞台だから、ハリー・ポッターを期待してしまう。けれど、猟奇殺人の謎を探る話なので、キャピキャピした青春味はあまり出てこない。
魔女狩りを行なっていた街の開拓者の銅像を、火あぶりにして溶かしてしまうようなところが、ティム・バートン。
