まちかど

世にも奇妙な物語’22 夏の特別編のまちかどのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

22/6/18視聴
今回もバットエンド展開の多さで見応えあり。

「オトドケモノ」なんでも2秒で届くというアプリを手に入れたカップルが、いろんなものを届けてもらうが...。宅配は便利だけど生きた人間を届けてもらうのはさすがに危険。送料800円で過去に無くしたものが届くのはちょっとありがたい。
タクヤとゆかりが同時にお互いを注文したことである空間に閉じ込められてしまうホラー。ゆかりは恩を売った人に助けられ生還。タクヤが不憫。

「なんだかんだ銀座」今回の作品で一番面白かった。お金持ちの人間が虫に見立ててあり、少年がオカネモチを手に入れる話。有田哲平がまんまオカネモチを演じていてシュールで面白い。少年が本当にオカネモチ可愛がっているところもいい。飼育にお金かかりすぎて離れ離れになる2人。就職した少年が就職先で上司となったオカネモチと再会。ここまで感動話。さらにひとひねり入れるのが世にも奇妙ならしい。少年はオカネモチの社畜になる。

「メロディにのせて」ある日脳内で音楽が流れ、それに沿って動かないといけない病におかされる女性の話。脳内メロディ症候群が厄介な病で唐突に流れる音楽に翻弄される。
この話はオチが最高。聞いてはいけない音楽がラストを締めくくる。

「電話をしてるふり」父と娘の感動話。亡くなったはずの父からの電話。娘は電話は他人に父との電話を繋ぐことができるものの、自分とは会話できず声を聞くこともできない。もどかしい状態がつづくが、娘の結婚が決まり父との電話にも転機が訪れる。本当にあった怖い話にも通じるような、ちょっと不思議でいい話。

全体的に怖さあり感動ありでバランスが良かった。次は秋。
まちかど

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