「のぼる小寺さん」の工藤遥・小野花梨に惹かれて。
突き抜けた青春作だった「のぼる小寺さん」とは異なり、性の中で愛を見つける物語。
だけど工藤遥の飄々とした掴めない感じは共通する物があり、俳優として軸が座ったように感じた。
小野花梨はさすがの演技力。役所としては「初恋、ざらり」の時と近しいか。
どんな時でも誘われれば流れていく、さらには人生のきっかけ作りとして自ら風俗に流れていく主人公に対し、それぞれが確固たる理由をもってセックスワーカーとして働く女性たち。
ただただ主人公が滑稽で、感情移入はできないけれど、オープニング含め演出は好みだった。
