いちじく

クロエのいちじくのネタバレレビュー・内容・結末

クロエ(2022年製作のドラマ)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

嘘の仮面を被っていないと人との関係を築けない主人公。死の真相を知るために亡き元親友の交遊関係に入り込む。ネトフリのYouに近い。
途中で好みのドラマではないと思ったが、残り半分(3話)なので惰性で全話視聴し終える。

主人公の友達は元親友のみで母親は病気。人と向き合う経験が得られなかったからか幼稚な性格。猫を被っているにこやかな表情と、素の能面顔のギャップが面白い。精一杯やってるつもりだが負い目のある主人公と、家庭問題に踏み込みがちなヘルパーさんとの緊張関係がリアル。ヘルパーさんを母親から引きはなした場面は虐待に片足突っ込んでないか?

妄想、過去回想、推理のシーンに区別がないので物語が解りにくい。(意図的に主人公の認識とシンクロさせようとしているのかもしれないが共感も好感も抱かなかったので、ただ解りにくかった。)クロエに連絡するなとかなんだったんだ。彼氏があなたに嫉妬しちゃうのぐらい言えんのか。
中盤のどんでん返しの為に少女時代の主人公の顔が似ていない。
ジョシュが主人公に好意的なのが解せない。クレジットカードからトイレへのシーンは完全にホラー。
警備会社を自称すれば簡単に過去の監視カメラ映像も見してくれる。主人公の嘘が上手いのではなくて周りがアホなのでは。
初めに親友の親に会いに行けばいいのに…。

主人公が母とヘルパーさんの面会を許可するほど成長したきっかけが不明。身の危険を感じたから?エリオットの支配欲が自分にも重なって見えたから?親友に捨てられたのが人間不信のきっかけで、それが手紙で解消されたからってことか。
Amazonのレビューで、幼少期に主人公は母親の愛を独り占めするために妹を殺害したとあったがそれだとしてもしっくりくるか。
ただ、産休の先輩のための嫌がらせで、誰にも気付かれずに小便を上司に飲ませていた。自己完結して誰にも気付かれない非生産的な思いやり?を持っているという描写な気もする。

そういば、お母さんがおばあちゃんの婚約指輪をヘルパーさんに渡してたな。
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