Hanareru

一流シェフのファミリーレストラン シーズン2のHanareruのレビュー・感想・評価

-
このドラマ本とずっと面白くて目が離せないな。シーズン2は主人公以外の従業員にクローズアップした話が多かった。デザートを極めていく人の話も素晴らしかった。上手くいくのだろうかというプレッシャー。そして、結局は職場で喧嘩してしまう面々。
このシリーズがずっと面白いのは、キャラクター達が生きていると思えるような感情の機微だろう。ある事が彼の中で膨らんでしまい、気持ちがダウンになって仕事に支障をきたす。ずっと怖くなってしまって攻撃的になってしまう。いい人になりたいけれどならなかったりする。そういう流れがあまりにも生々しく、人生を彷彿とさせるからこそ、このドラマの魅力に取りつかれてしまっている。特出すべきは、リッチーの仕事回だ。彼が自分をリスペクトしろと教わってから、仕事の達成感と、お前に任せるという責任。その全てが彼を肯定させているようで、弱音を履いていた1話の彼が楽しそうに奉仕する様子が、とても感動的で、涙を誘った。彼が歌いながら車を運転する様子なんて、本当に良かったなリッチーと親のような気持ちになってしまった。それでもダウンする気持ち。でも、いいこともあって、でもダメな日もあって、トラウマもあって。そんな積み重ねをこのドラマは感じさせてくれる。最悪なクリスマス回も凄かった。かーミーが抱えていること、その冷蔵庫から真の意味で出ることはできるのだろうか。付き合っていたクレアのことは、言伝やカーミーの視点しかないために、ぶっちゃ彼女のことが全く分からない。このドラマでは完全な部外者のままなんだ。彼女がこれから作中のキャラみたいに血が通うような表現が来るのを待っている。カーミーは勧められるのだろうか。ともかく、続きが気になって仕方ないドラマだ。とても最高だった。
Hanareru

Hanareru