レントのはじける映画館

PICU 小児集中治療室のレントのはじける映画館のレビュー・感想・評価

PICU 小児集中治療室(2022年製作のドラマ)
4.5
【どうか、生きて。】
他の作品と比べることは良いことではないって分かってるけど、月9の中でトップクラスで好きだった。毎話感動して、考えさせられて、勇気ももらえて...連続ドラマだからこそ時間をかけて描ける登場人物の成長とか、起こる出来事とかの描き方が丁寧で、すごく良かった。また、暗いだけの話では全くなくて、仲間の大切さとか家族の温かさとか、PICUという身近に感じにくいテーマでありながらも、近くに感じられたこの作品の力はすごいなって。しこちゃん先生とお母さんの会話も面白くて大好きでした。人生って色々ありすぎて、ありすぎることが苦しくて、でもありすぎるから楽しすぎて、だから、自分ができないことがあっても、補ってもらえる人は大切で、生きてると絶対良いことあるからって優しく励ましてくれる作品でもあった。植野先生が言ってた「落ち込んで折れそうになっても、立ち上がって学ぶ。それの繰り返しじゃないですか。私たちは。」というセリフ…それぞれが抱えている思いがあって、その思い1つ1つに無駄のものは何一つないから1つに結論づけることはとても難しい。でも信じぬくことができる相手がいるなら、信じることも大切。信じぬくことができる相手がいなくても、信じてみることが大きな一歩に繋がるかもしれない。正解がでないことが多い人生であるからこそ、悩んで悩んで悩みまくって、時に間違って折れて、それでも前を向くことを忘れない大切さを教えてくれたこの作品を僕はこれからも愛したいと思います。4月のスペシャルドラマも楽しみにしています!主題歌も最高に大好きです!