hirodeNagasaki

エルピス—希望、あるいは災い—のhirodeNagasakiのレビュー・感想・評価

4.0
日本のドラマとしては現実を描いているのを評価した。しかし、韓国のドラマはもっと現実の事件に即した描き方をしている。その点は物足りない。
しかし、日本では、これ以上、現実に即したドラマにすると、訴えられる危険性があるからだろう。それは、韓国では、政治家の犯罪もとことん追及されているのに対して、日本ではそうではないことが背景にある。さらに言えば、日本では政権交代がないから、政治家が守られていることに根本的な原因がある。ドラマの制作者を責められない。いまの日本の政治を良しとしている視聴者こそ責められるべきだからだ。

小さなことを言えば、勤めているテレビ局が特ダネで放送しないのであれば、死刑囚の弁護士にDNA鑑定の結果を持ち込んで記者会見してもらえば済む話。そういう脚本の甘さもある。
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