このレビューはネタバレを含みます
とても良かった！
ストーリーの切れ味というか、難しい話なのにグイグイ魅せられてしまう。
春の花の舞う中、屏風越しに向かう相手への期待とともに始まる恋が、冷たくも白く舞う雪の中で閉じる60話。
母の姿を見ることが叶わなかった城門、父から息子へ繰り返される思慕の念と皇帝の孤独とトラウマ、愛されない身を切る痛みと、愛に傲慢になる人々。
後半は特に、因果と対比の物語だけど、極悪人からびっくりするような善人の子供が生まれたり、短絡的な人物がキーになったり、憎たらしい登場人物がほんの少し可愛かったり。そのへんも面白い。
続編あるのでもっと？？？な終わり方すると思ったけど思ってたより綺麗にまとまった。中国ドラマ、時々放り出すようなエンディングもあるので笑
